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豊川に東三河地域青果物パッキングセンター建設

建設中の東三河地域青果物パッキングセンター。左後方は国道23号=豊川市御津町で
建設中の東三河地域青果物パッキングセンター。左後方は国道23号=豊川市御津町で

 東三河のJA5団体とJAあいち経済連が、東三河管内の青果物生産者を対象とする県内最大規模の集出荷貯蔵施設「東三河地域青果物パッキングセンター(PC)」を豊川市御津町に建設している。青果物5品目の選別・パック詰め作業を受託し、農家の負担軽減による生産基盤の維持・拡大を図る。年内の完成、稼働開始を見込んでいる。
 建設が進むのはJAひまわり西部営農センター(御津町上佐脇)集出荷場東側の約2000平方㍍。JAひまわり、JA豊橋、JA蒲郡市、JA愛知みなみ、JA愛知東の生産者から、イチゴ、ミニトマト、アスパラガス、ナス、イチジクの選別・パック詰め作業を請け負う。東三河のほぼ中央で、国道23号バイパスや国道1号、東名高速に近い好立地で選ばれた。
 栽培から収穫、出荷までの作業工程で、総労働時間に占める選別・パック詰めの割合はイチゴで42・5%、アスパラガスで38・5%と高い。高齢化や後継者不足の中、作業が困難となり栽培面積を縮小する農家が増えており、これを打開するため、県内では西三河地域青果物PC(安城市)に続く建設が決まった。
 2015(平成27)年2月に稼働した西三河PCでは、約960平方㍍の敷地で西三河地域のイチゴとイチジクの作業を受託。イチゴの当初目標は年間85万パックだったが、パート従業員の能力向上もあり、昨年度は103万パックを製造。生産者からも「PCがなかったら辞めていた」「PCがあったから栽培面積を拡大できた」という声も寄せられ、東三河PCでも大きな需要を見込む。
 稼働に向けて150人ほどのパート雇用を予定しており、JAあいち経済連園芸部青果販売課青果物PC開発運営担当の鈴木盛久課長(40)は「今後募集をするので、地元の農業発展のために、ぜひ地域の皆さまのご協力をお願いしたい」と話す。
(由本裕貴)

 東三河のJA5団体とJAあいち経済連が、東三河管内の青果物生産者を対象とする県内最大規模の集出荷貯蔵施設「東三河地域青果物パッキングセンター(PC)」を豊川市御津町に建設している。青果物5品目の選別・パック詰め作業を受託し、農家の負担軽減による生産基盤の維持・拡大を図る。年内の完成、稼働開始を見込んでいる。
 建設が進むのはJAひまわり西部営農センター(御津町上佐脇)集出荷場東側の約2000平方㍍。JAひまわり、JA豊橋、JA蒲郡市、JA愛知みなみ、JA愛知東の生産者から、イチゴ、ミニトマト、アスパラガス、ナス、イチジクの選別・パック詰め作業を請け負う。東三河のほぼ中央で、国道23号バイパスや国道1号、東名高速に近い好立地で選ばれた。
 栽培から収穫、出荷までの作業工程で、総労働時間に占める選別・パック詰めの割合はイチゴで42・5%、アスパラガスで38・5%と高い。高齢化や後継者不足の中、作業が困難となり栽培面積を縮小する農家が増えており、これを打開するため、県内では西三河地域青果物PC(安城市)に続く建設が決まった。
 2015(平成27)年2月に稼働した西三河PCでは、約960平方㍍の敷地で西三河地域のイチゴとイチジクの作業を受託。イチゴの当初目標は年間85万パックだったが、パート従業員の能力向上もあり、昨年度は103万パックを製造。生産者からも「PCがなかったら辞めていた」「PCがあったから栽培面積を拡大できた」という声も寄せられ、東三河PCでも大きな需要を見込む。
 稼働に向けて150人ほどのパート雇用を予定しており、JAあいち経済連園芸部青果販売課青果物PC開発運営担当の鈴木盛久課長(40)は「今後募集をするので、地元の農業発展のために、ぜひ地域の皆さまのご協力をお願いしたい」と話す。
(由本裕貴)

建設中の東三河地域青果物パッキングセンター。左後方は国道23号=豊川市御津町で
建設中の東三河地域青果物パッキングセンター。左後方は国道23号=豊川市御津町で

カテゴリー:社会・経済

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