文字の大きさ

来春の県議選 豊橋市選挙区の展望

 豊橋市議の坂柳泰光氏が来春の統一地方選で実施される県議選・豊橋市選挙区への出馬を名乗り出たことで同選挙区(定数5)の「噂(うわさ)の群像」が出そろった。予想される主な顔ぶれは計8氏。具体的な名前が「?」のケースはあるものの、「8の5」だ。統一地方選まで1年弱。同選挙区の動きは「異例の早さ」、かつ「激戦模様」で始まろうとしている。

 出馬が予想されている主な候補予定者は丹羽洋章(自民)、浅井由崇(新政あいち)、下奥奈歩(共産)の現職3氏。
 「現職のうち自民の鈴木孝昌氏は勇退の見通し。公明の渡会克明氏は(定年により)党本部で後継者へのバトンタッチが正式に決まった」。ベテラン豊橋市議の解説だ。
 新たに挑戦するのが、今年4月までに名乗り出ていた杉浦正和、中村竜彦の両豊橋市議。これに加えて坂柳氏が7月になって参戦を表明した。
 「渡会後継」も含めて、これで7氏。
 同市議はさらに解説する。「立憲民主の候補者が浮上するのは必至だ。5人区には候補者を擁立するのは立憲の方針。立憲幹部が繰り返し明言している。女性候補の擁立を準備しているようだ」
 これで主な候補者が8人となる計算だ。新旧別では現職3、新人5。
 注目は、自民(系)が丹羽、杉浦、中村、坂柳の4氏が「乱立」する点。
 「4人も乱立すれば票が分散。互いに食い合いをすることになりかねない」
 「知名度や堅い支持基盤を持つ候補者数を定数から引けば、残る議席はわずか。これを自民系4と野党で奪い合うことになる。厳しい戦いになることは必至だ」
 「立憲が候補者を擁立すれば、野党サイドでも票の食い合いは必至。戦線はにわかに混沌としてくる」
 投票率は、低迷傾向。そんな中での「混沌」―。大方の見方だ。
 今後の動き次第では、秋ごろにも「候補者調整」が行われる局面も出るかもしれない、と予想する関係者もいる。しかし、すでに全員が走り始めている。「調整」は難しいだろう。
 「今後の動き」には国政での安倍政権の動向という「風」も含まれている。
 県議選は来年4月、統一選の前半戦として実施される。東三河では豊橋のほか豊川、蒲郡、新城・北設楽、田原の計5選挙区で行われる。この中で豊橋市選挙区は「早い動き」と「自民の乱立」「野党の食い合い」という注目点で本格化しようとしている。

 豊橋市議の坂柳泰光氏が来春の統一地方選で実施される県議選・豊橋市選挙区への出馬を名乗り出たことで同選挙区(定数5)の「噂(うわさ)の群像」が出そろった。予想される主な顔ぶれは計8氏。具体的な名前が「?」のケースはあるものの、「8の5」だ。統一地方選まで1年弱。同選挙区の動きは「異例の早さ」、かつ「激戦模様」で始まろうとしている。

 出馬が予想されている主な候補予定者は丹羽洋章(自民)、浅井由崇(新政あいち)、下奥奈歩(共産)の現職3氏。
 「現職のうち自民の鈴木孝昌氏は勇退の見通し。公明の渡会克明氏は(定年により)党本部で後継者へのバトンタッチが正式に決まった」。ベテラン豊橋市議の解説だ。
 新たに挑戦するのが、今年4月までに名乗り出ていた杉浦正和、中村竜彦の両豊橋市議。これに加えて坂柳氏が7月になって参戦を表明した。
 「渡会後継」も含めて、これで7氏。
 同市議はさらに解説する。「立憲民主の候補者が浮上するのは必至だ。5人区には候補者を擁立するのは立憲の方針。立憲幹部が繰り返し明言している。女性候補の擁立を準備しているようだ」
 これで主な候補者が8人となる計算だ。新旧別では現職3、新人5。
 注目は、自民(系)が丹羽、杉浦、中村、坂柳の4氏が「乱立」する点。
 「4人も乱立すれば票が分散。互いに食い合いをすることになりかねない」
 「知名度や堅い支持基盤を持つ候補者数を定数から引けば、残る議席はわずか。これを自民系4と野党で奪い合うことになる。厳しい戦いになることは必至だ」
 「立憲が候補者を擁立すれば、野党サイドでも票の食い合いは必至。戦線はにわかに混沌としてくる」
 投票率は、低迷傾向。そんな中での「混沌」―。大方の見方だ。
 今後の動き次第では、秋ごろにも「候補者調整」が行われる局面も出るかもしれない、と予想する関係者もいる。しかし、すでに全員が走り始めている。「調整」は難しいだろう。
 「今後の動き」には国政での安倍政権の動向という「風」も含まれている。
 県議選は来年4月、統一選の前半戦として実施される。東三河では豊橋のほか豊川、蒲郡、新城・北設楽、田原の計5選挙区で行われる。この中で豊橋市選挙区は「早い動き」と「自民の乱立」「野党の食い合い」という注目点で本格化しようとしている。

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR