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高校野球東愛知大会 新城東―常滑

カテゴリー:スポーツ / 特集

延長10回の激戦を制し、喜びを爆発させる新城東ナイン=岡崎市民球場で
延長10回の激戦を制し、喜びを爆発させる新城東ナイン=岡崎市民球場で

 高校野球東愛知大会は16日、3回戦が行われ、ベスト16が出そろった。東三河勢は新たに新城東と蒲郡東が4回戦に進出。岡崎市民球場では新城東が6-5で常滑との延長戦を制し、25年ぶりの8強進出が見えてきた。

 新城東が心を一つにして死闘を制した。6回に常滑の守りのミスにも乗じて4-3と逆転したが、土壇場9回裏に内野の送球エラーが出て同点とされた。
 開始から2時間半。気温35度近い炎天下で、延長に入っても結束力は衰えなかった。10回表に先頭森田が四球で出塁し、二盗に成功。夏目の左前打で1死一、三塁と好機を広げ、主将の菊地聡太遊撃手(3年)がスクイズに成功。これが守りのミスを誘い、続く田中もスクイズに成功して2点を勝ち越した。
 10回裏は何とか逃げ切り、涙ながらに喜びを爆発させたナイン。3回に先制の適時二塁打を放った4番の菊地は、主軸のためほとんど練習したことがなかったスクイズを冷静に決めた。「1点にこだわった結果だと思う。全員でつかむことができた勝利です」と胸を張った。
 来春に新城との統合校「新城有教館」が開校するため、新城東としては3学年そろって戦える最後の夏。スローガンを学校の愛称「新東」と同じ発音の「心闘」に定め、必死に練習してきた。彦坂祐志監督(30)も「めちゃくちゃ下手で、きょうのような接戦に勝てなかったのに。みんなの成長を見られた」と男泣きした。
 21日の日本福祉大付との4回戦に勝てば、1993(平成5)年以来のベスト8だ。菊地は「1回でも多く校歌を歌って『新城東』の名前を県内に広めたい」と勝利を誓った。
(由本裕貴)

▽3回戦
新城東
001003000 2|6
000210001 1|5
(延長10回)
常滑
(新)山本龍、上田-白井
(常)山田、小島-河村

 新城東は3回、菊地の適時打で先制。先発山本龍が4回に2点三塁打を浴びて逆転されたが、6回に相手投手の制球難や守りのミスで3点を奪い逆転。6回から登板した上田の力投もあり、延長戦を制した。5盗塁、7犠打と足を絡めた攻撃も光った。

 高校野球東愛知大会は16日、3回戦が行われ、ベスト16が出そろった。東三河勢は新たに新城東と蒲郡東が4回戦に進出。岡崎市民球場では新城東が6-5で常滑との延長戦を制し、25年ぶりの8強進出が見えてきた。

 新城東が心を一つにして死闘を制した。6回に常滑の守りのミスにも乗じて4-3と逆転したが、土壇場9回裏に内野の送球エラーが出て同点とされた。
 開始から2時間半。気温35度近い炎天下で、延長に入っても結束力は衰えなかった。10回表に先頭森田が四球で出塁し、二盗に成功。夏目の左前打で1死一、三塁と好機を広げ、主将の菊地聡太遊撃手(3年)がスクイズに成功。これが守りのミスを誘い、続く田中もスクイズに成功して2点を勝ち越した。
 10回裏は何とか逃げ切り、涙ながらに喜びを爆発させたナイン。3回に先制の適時二塁打を放った4番の菊地は、主軸のためほとんど練習したことがなかったスクイズを冷静に決めた。「1点にこだわった結果だと思う。全員でつかむことができた勝利です」と胸を張った。
 来春に新城との統合校「新城有教館」が開校するため、新城東としては3学年そろって戦える最後の夏。スローガンを学校の愛称「新東」と同じ発音の「心闘」に定め、必死に練習してきた。彦坂祐志監督(30)も「めちゃくちゃ下手で、きょうのような接戦に勝てなかったのに。みんなの成長を見られた」と男泣きした。
 21日の日本福祉大付との4回戦に勝てば、1993(平成5)年以来のベスト8だ。菊地は「1回でも多く校歌を歌って『新城東』の名前を県内に広めたい」と勝利を誓った。
(由本裕貴)

▽3回戦
新城東
001003000 2|6
000210001 1|5
(延長10回)
常滑
(新)山本龍、上田-白井
(常)山田、小島-河村

 新城東は3回、菊地の適時打で先制。先発山本龍が4回に2点三塁打を浴びて逆転されたが、6回に相手投手の制球難や守りのミスで3点を奪い逆転。6回から登板した上田の力投もあり、延長戦を制した。5盗塁、7犠打と足を絡めた攻撃も光った。

延長10回の激戦を制し、喜びを爆発させる新城東ナイン=岡崎市民球場で
延長10回の激戦を制し、喜びを爆発させる新城東ナイン=岡崎市民球場で

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