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21日から豊橋美博で「岸田劉生展」

「二人麗子図(童女飾髪図)」など「麗子像」10作が並ぶ会場=豊橋市美術博物館で
「二人麗子図(童女飾髪図)」など「麗子像」10作が並ぶ会場=豊橋市美術博物館で
約100人が訪れた内覧会=同
約100人が訪れた内覧会=同

 日本の近代美術史に大きな足跡を残した岸田劉生(1891-1929)の画業を追う企画展「岸田劉生展」が21日から9月2日まで、豊橋市美術博物館で開かれる。開幕を前に20日、関係者らが出席して開場式が行われた。
 「麗子像」などで知られる洋画家・岸田劉生。その生涯は38年と短かったが、近代美術史に大きく名を残し、同時代の画家たちにも強い影響を及ぼした。岸田劉生展の開催は兼ねてから同館が開きたかった企画展。今展は広島県のふくやま美術館との共同企画で、代表作を含む約90点を紹介する。「初期」「肖像画」「麗子像」「静物画」「風景画」「日本画・版画」の主題ごとに展示し、劉生が生涯追い求めた「実在の神秘」とはどんなものだったのかを探る内容としている。
 今展では「麗子像」を10点披露。劉生が長女・麗子を描き始めて今年で100年目にあたるといい、会場では麗子が2人登場する麗子像の中でも最大(100×80・3㌢)の「二人麗子図」などを楽しむことができる。
 さらに、劉生の作品以外に、劉生主宰の草土社に参加し、劉生と親交のあった豊橋出身の画家・髙須光治ら仲間の作品も同館コレクションの中から併せて展示する。
 約100人が出席した開場式では、主催者を代表して金田英樹副市長らがあいさつ、毛利伊知郎館長が劉生の生涯や作風、この時期に展示会を開く意義などを語った後、関係者らのテープカットで開場。続いて内覧会が開かれた。
 期間中は、21日午後2時から岸田麗子さんを母に持つ画家・岸田夏子さんを迎えたスペシャルトーク(先着80人)を開くほか、8月4・13日にはギャラリートーク、同19日には担当学芸員による美術講座「劉生の写実~草土社時代を中心に」も予定している。月曜日休館(8月13日は開館)観覧料は一般・大学生1000円、小中高生400円。
(田中博子)

 日本の近代美術史に大きな足跡を残した岸田劉生(1891-1929)の画業を追う企画展「岸田劉生展」が21日から9月2日まで、豊橋市美術博物館で開かれる。開幕を前に20日、関係者らが出席して開場式が行われた。
 「麗子像」などで知られる洋画家・岸田劉生。その生涯は38年と短かったが、近代美術史に大きく名を残し、同時代の画家たちにも強い影響を及ぼした。岸田劉生展の開催は兼ねてから同館が開きたかった企画展。今展は広島県のふくやま美術館との共同企画で、代表作を含む約90点を紹介する。「初期」「肖像画」「麗子像」「静物画」「風景画」「日本画・版画」の主題ごとに展示し、劉生が生涯追い求めた「実在の神秘」とはどんなものだったのかを探る内容としている。
 今展では「麗子像」を10点披露。劉生が長女・麗子を描き始めて今年で100年目にあたるといい、会場では麗子が2人登場する麗子像の中でも最大(100×80・3㌢)の「二人麗子図」などを楽しむことができる。
 さらに、劉生の作品以外に、劉生主宰の草土社に参加し、劉生と親交のあった豊橋出身の画家・髙須光治ら仲間の作品も同館コレクションの中から併せて展示する。
 約100人が出席した開場式では、主催者を代表して金田英樹副市長らがあいさつ、毛利伊知郎館長が劉生の生涯や作風、この時期に展示会を開く意義などを語った後、関係者らのテープカットで開場。続いて内覧会が開かれた。
 期間中は、21日午後2時から岸田麗子さんを母に持つ画家・岸田夏子さんを迎えたスペシャルトーク(先着80人)を開くほか、8月4・13日にはギャラリートーク、同19日には担当学芸員による美術講座「劉生の写実~草土社時代を中心に」も予定している。月曜日休館(8月13日は開館)観覧料は一般・大学生1000円、小中高生400円。
(田中博子)

「二人麗子図(童女飾髪図)」など「麗子像」10作が並ぶ会場=豊橋市美術博物館で
「二人麗子図(童女飾髪図)」など「麗子像」10作が並ぶ会場=豊橋市美術博物館で
約100人が訪れた内覧会=同
約100人が訪れた内覧会=同

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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