台風12号 農業どころの豊橋と田原に被害もたらす
28日夜から29日未明にかけて東三河に最接近した台風12号が、農業どころの豊橋、田原両市に被害をもたらした。強い風でビニールハウスの倒壊、ビニール破損、果実の落下などが確認されている。
調査を進めている両市や農協などによると、豊橋市では太平洋側の市南部を中心に市全体で被害が出た。かまぼこ型ビニールハウスの被害が目立ち、30日夕方現在で150~200棟で確認されている。老津地区では、10棟ほどの倒壊があった。
旬の果物、ナシも落下した。出荷を目前にした小島地区の特産物「小島梨」。農家の男性(22)は「今年は豊作で順調に育っていただけに残念。天災なのでしょうがないが、予想以上に被害が出た」と肩を落とす。約9900平方㍍ある畑のうち、1週間後に出荷が迫っていた品種「幸水」を含め、全体の半数が落ちたという。
また、市内では、イチジクや稲、トウガンなども被害が見られる。
一方、田原市でも、かまぼこ型ビニールハウスを中心に倒壊、ビニールの破損、温室のガラスが割れるなどの被害があり、29日現在、654棟で確認されている。特産のキャベツはこれから定植期を迎えるため、被害を免れた。
(取材班)
28日夜から29日未明にかけて東三河に最接近した台風12号が、農業どころの豊橋、田原両市に被害をもたらした。強い風でビニールハウスの倒壊、ビニール破損、果実の落下などが確認されている。
調査を進めている両市や農協などによると、豊橋市では太平洋側の市南部を中心に市全体で被害が出た。かまぼこ型ビニールハウスの被害が目立ち、30日夕方現在で150~200棟で確認されている。老津地区では、10棟ほどの倒壊があった。
旬の果物、ナシも落下した。出荷を目前にした小島地区の特産物「小島梨」。農家の男性(22)は「今年は豊作で順調に育っていただけに残念。天災なのでしょうがないが、予想以上に被害が出た」と肩を落とす。約9900平方㍍ある畑のうち、1週間後に出荷が迫っていた品種「幸水」を含め、全体の半数が落ちたという。
また、市内では、イチジクや稲、トウガンなども被害が見られる。
一方、田原市でも、かまぼこ型ビニールハウスを中心に倒壊、ビニールの破損、温室のガラスが割れるなどの被害があり、29日現在、654棟で確認されている。特産のキャベツはこれから定植期を迎えるため、被害を免れた。
(取材班)