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豊橋で元文科大臣の下村氏が総裁選語る

自民党総裁選について話す下村衆院議員=ホテルアソシア豊橋で
自民党総裁選について話す下村衆院議員=ホテルアソシア豊橋で

 元文部科学大臣で安倍晋三首相出身の清和政策研究会事務総長・下村博文衆院議員が3日、豊橋市花田町のホテルアソシアで講演し、9月の自民党総裁選について圧倒的得票で安倍首相の3選を目指す考えを述べた。
 同市と田原市の愛知15区から選出の根本幸典衆院議員(同党)を励ます会に出席した。
 総裁選に関し「来年の統一選、参院選を考えると今回はすごく大切。安倍さん、石破さんの一騎打ちになるだろう。安倍さんは国会議員の支持が高く、8割近くを固められるかもしれないが、同じ比率を持つ党員の405票もある。総裁選は9月7日から始まり、それまでにいかに浸透するかどうかだ」と話した。
 このため、総裁3選を支持している党内4派は、都道府県ごとに集会を開くことなどを決めたと報告。「安倍さんに対しけっこう厳しい意見がある。現役の総理大臣だから党員の半分以上の得票がなかったら、信任されとは言えない。一軒一軒回る、電話をするなどしないと、なかなかな7割、8割の得票を得るのは難しい。放っておいたら、5割いかないかもしれない。それだけ自民党、安倍政権に厳しいと思って、選挙戦を戦う必要がある」との考えを述べた。
 さらに「民主党政権の時と今の自公政権とは雲泥の差があるが、政権も6年近くになるとゆるみ、おごりが出てくる。それが結果的に自壊へとつながってはならない。初心を忘れることなく、総裁選をやっていく必要がある」と引き締めた。
 安倍陣営は、大きな柱の一つに経済対策を掲げるほか、「本質的にこの国を変えていくという意味では憲法改正が、総裁選の大きなテーマになる。なぜなら、安倍さんと石破さんで憲法9条に対する考え方が違う」と述べた。
 安倍首相、現在の自民党が目指す「9条は触らず、自衛隊を明記するというのであれば、可能性がある」とし「憲法が制定された時、日本は独立国家ではなかった。独立国家として必要な条文が二つ入っていなかった。一つは軍隊を置くこと。独立国家として考えたら、軍隊は当然だが、国民の理解はなかなか得られない。憲法改正は大きなテーマになる」と理由を話した。
 外交にも触れ、安倍首相の存在は世界の国々に影響を与えているとし「6年間で総理が毎年かわっては信頼関係はつくれない。信頼関係ができて、力を合わせるという時に新たなパワーが生まれる。日本の国益、将来のため、また愛知や豊橋、田原、一人ひとりのため、私たちが力を合わせて日本を発展させる。国際社会の中でも、さらに日本が活躍できるよう応援する。それはまさに安倍政権3期目だ。総裁選で党員、自民党国会議員の同志の皆さんの圧倒的な支援が得られるかどうか、それが大きなバロメーターだ」と話した。
(中村晋也)

 元文部科学大臣で安倍晋三首相出身の清和政策研究会事務総長・下村博文衆院議員が3日、豊橋市花田町のホテルアソシアで講演し、9月の自民党総裁選について圧倒的得票で安倍首相の3選を目指す考えを述べた。
 同市と田原市の愛知15区から選出の根本幸典衆院議員(同党)を励ます会に出席した。
 総裁選に関し「来年の統一選、参院選を考えると今回はすごく大切。安倍さん、石破さんの一騎打ちになるだろう。安倍さんは国会議員の支持が高く、8割近くを固められるかもしれないが、同じ比率を持つ党員の405票もある。総裁選は9月7日から始まり、それまでにいかに浸透するかどうかだ」と話した。
 このため、総裁3選を支持している党内4派は、都道府県ごとに集会を開くことなどを決めたと報告。「安倍さんに対しけっこう厳しい意見がある。現役の総理大臣だから党員の半分以上の得票がなかったら、信任されとは言えない。一軒一軒回る、電話をするなどしないと、なかなかな7割、8割の得票を得るのは難しい。放っておいたら、5割いかないかもしれない。それだけ自民党、安倍政権に厳しいと思って、選挙戦を戦う必要がある」との考えを述べた。
 さらに「民主党政権の時と今の自公政権とは雲泥の差があるが、政権も6年近くになるとゆるみ、おごりが出てくる。それが結果的に自壊へとつながってはならない。初心を忘れることなく、総裁選をやっていく必要がある」と引き締めた。
 安倍陣営は、大きな柱の一つに経済対策を掲げるほか、「本質的にこの国を変えていくという意味では憲法改正が、総裁選の大きなテーマになる。なぜなら、安倍さんと石破さんで憲法9条に対する考え方が違う」と述べた。
 安倍首相、現在の自民党が目指す「9条は触らず、自衛隊を明記するというのであれば、可能性がある」とし「憲法が制定された時、日本は独立国家ではなかった。独立国家として必要な条文が二つ入っていなかった。一つは軍隊を置くこと。独立国家として考えたら、軍隊は当然だが、国民の理解はなかなか得られない。憲法改正は大きなテーマになる」と理由を話した。
 外交にも触れ、安倍首相の存在は世界の国々に影響を与えているとし「6年間で総理が毎年かわっては信頼関係はつくれない。信頼関係ができて、力を合わせるという時に新たなパワーが生まれる。日本の国益、将来のため、また愛知や豊橋、田原、一人ひとりのため、私たちが力を合わせて日本を発展させる。国際社会の中でも、さらに日本が活躍できるよう応援する。それはまさに安倍政権3期目だ。総裁選で党員、自民党国会議員の同志の皆さんの圧倒的な支援が得られるかどうか、それが大きなバロメーターだ」と話した。
(中村晋也)

自民党総裁選について話す下村衆院議員=ホテルアソシア豊橋で
自民党総裁選について話す下村衆院議員=ホテルアソシア豊橋で

カテゴリー:政治・行政

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