来春開学へ新城有教館高説明会

　新城市内で県立新城と新城東の両校を統合して来春に開学する県立新城有教館高校の学校説明会が11日、新城文化会館で開かれた。参加した市内外の中学生や保護者ら９００人以上に両校の校長らが進学型文理系とスペシャリスト養成専門系の総合学科を説明したほか、制服を披露した。
　冒頭、新城東の長坂英司校長は、新城約２万７０００人、新城東約１万２０００人の卒業生を輩出してきたことに触れ、「少子化により47年ぶりに再び１つになることになりました。夢の実現に向けて多様な学びで幅広い進路選択ができる学校としていきます」と説明した。
　続いて長坂校長と新城の竹下昌宏校長が全日制課程で文理系（理数、文科、国際・教養系列）と専門系（食農サイエンス、園芸デザイン、ビジネス創造、生活創造系列）の２系列を別募集する新しいタイプの総合学科でのカリキュラムを説明した。
　また開学と同時に１期生が着る制服も公開された。アイドルグループ衣装を手がけるオサレカンパニーがデザイン。両校の在校生が冬、夏服や体操服などを着てステージで披露した。
　他にも校章デザイン８案も披露。両校の在校生と教職員から１６４点から８点に絞り、来場者にアンケートも行った。
　市内在住の男性（47）は「息子が受験を控えている。しっかりとした教育のビジョンがあった」と話していた。
　オープンスクールも企画しており、10月６日に新城東高校、同13日に新城高校で行われる。問い合わせは新城東高校（０５３６・22・２７２５）へ。
（安藤聡）