11月23日にコンコン豊川20周年イベント

　豊川市が拠点のよさこい鳴子踊りファミリーチーム「コンコン豊川」（宮地歌奈子代表）が、11月23日（金・祝）に豊川稲荷で結成20周年記念イベントを開催する。全国からよさこいチーム仲間を招待し、境内で迫力ある演舞を披露。豊川稲荷周辺を活性化させる新たなイベントとしての定着も期待される。
　コンコン豊川が、毎年春と秋の大祭で演舞し、おひざ元と言える豊川稲荷で節目のイベントを初開催する。境内を会場に、アップテンポな曲と一糸乱れぬ踊りで来場者を魅了。同じ発足20周年を迎える「鳴海商工会・猩々（しょうじょう）」（名古屋市）、「Ａｎｊо“北斗”」（安城市）、「らんラン東海」（東海市）をはじめ、全国から親交ある16団体を招き、演舞を披露してもらう。
　参加チームのメンバーは演舞だけでなく、本殿での祈祷（きとう）や精進料理で、豊川稲荷の魅力を堪能する予定。宮地代表は「市外の方は豊川のことを、豊川の方は市外のよさこいチームの伝統を知ってもらう機会になれば」と話す。
　来年以降の継続的な開催も視野に入れており、宮地代表は「豊川稲荷周辺のにぎわいの創出にも貢献できれば」。コンコン豊川なども毎年参加する５月の豊川市民まつり「おいでん祭」に続く新たなよさこいイベントとして期待される。
　コンコン豊川は１９９９（平成11）年、名古屋市での「にっぽんど真ん中祭り」第１回大会に参加しようと、豊川稲荷門前の女将たちが豊川商工会議所青年部や地域住民と協力して結成。現在は２歳から73歳までの老若男女68人が在籍し、イベントや祭り、福祉施設などでの行事で市民と交流している。今年も25、26日、にっぽんど真ん中祭りに参加する。
（由本裕貴）