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豊川海軍工廠平和公園で体験談を聴く会と空襲講座

昭和19年、工員養成所入所当時の大石さん(豊川市提供)
昭和19年、工員養成所入所当時の大石さん(豊川市提供)

 豊川市は6月に開園した豊川海軍工廠(しょう)平和公園内にある市平和交流館ガイダンス室で、工廠の体験談を聴く会と空襲に関する専門講座を開催する。
 9月23日(日)午前10時からは、元工廠の見習い工員で、生存者らでなる八七会会長の大石辰己さんによる体験談を聴く会を開催する。1945(昭和20)8月7日の空襲の時、大石さんは千両町の分工場にいて命は助かったが、空襲直後の工廠の惨状を目の当たりにした。当時の様子や、現在も月に2回、豊川稲荷近くの戦没者供養塔で行う清掃などの活動を語る。
 10月6日(土)午後2時からは、東京大空襲・戦災資料センター主任研究員の山辺昌彦さんを講師に招き、専門講座「全国の空襲被害と豊川海軍工廠大空襲」を開講する。研究の専門としている日本各地での空襲の内容や、平和博物館について紹介する。
 いずれも受講無料で、定員は各50人。9月1日から、平和交流館(0533・95・3069)で電話受付を開始する。
 平和交流館では今後も同様の八七会のメンバーを中心とした体験談を聴く会や、有識者を招いた関連講座を予定。来年1月には豊川海軍工廠と同時期に山口県光市にあった光海軍工廠についての講座を企画している。
(由本裕貴)

 豊川市は6月に開園した豊川海軍工廠(しょう)平和公園内にある市平和交流館ガイダンス室で、工廠の体験談を聴く会と空襲に関する専門講座を開催する。
 9月23日(日)午前10時からは、元工廠の見習い工員で、生存者らでなる八七会会長の大石辰己さんによる体験談を聴く会を開催する。1945(昭和20)8月7日の空襲の時、大石さんは千両町の分工場にいて命は助かったが、空襲直後の工廠の惨状を目の当たりにした。当時の様子や、現在も月に2回、豊川稲荷近くの戦没者供養塔で行う清掃などの活動を語る。
 10月6日(土)午後2時からは、東京大空襲・戦災資料センター主任研究員の山辺昌彦さんを講師に招き、専門講座「全国の空襲被害と豊川海軍工廠大空襲」を開講する。研究の専門としている日本各地での空襲の内容や、平和博物館について紹介する。
 いずれも受講無料で、定員は各50人。9月1日から、平和交流館(0533・95・3069)で電話受付を開始する。
 平和交流館では今後も同様の八七会のメンバーを中心とした体験談を聴く会や、有識者を招いた関連講座を予定。来年1月には豊川海軍工廠と同時期に山口県光市にあった光海軍工廠についての講座を企画している。
(由本裕貴)

昭和19年、工員養成所入所当時の大石さん(豊川市提供)
昭和19年、工員養成所入所当時の大石さん(豊川市提供)

カテゴリー:社会・経済

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