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介護の道志す定住外国人を応援、研修スタート

介護職について勉強する定住外国人ら=豊橋市下地町で
介護職について勉強する定住外国人ら=豊橋市下地町で

 定住外国人を対象にした職業訓練コース「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)科」が5日、豊橋市下地町のジョブシティカレッジ豊橋校で始まった。
 県立東三河高等技術専門学校から委託を受け同校が実施する定住外国人等対象訓練で、3月30日までの3カ月間(348時間)、座学や実習で介護の基礎知識や技能を身に付ける。
 介護職員初任者研修とは、介護職の入口となる資格で、就職には資格の保有が望ましく、特に外国人が介護業界で働く場合には、保有が一つの鍵となるという。
 今回は豊橋、豊川、蒲郡の3市から、20~60歳代のブラジルとペルー、フィリピン人の計13人が入校。研修では日本語やビジネスマナーなども身に付け、3月末には介護福祉施設などでの実習も5日間ある。
 2014(平成26)年度から年1回開校し、過去2回で計約25人が卒業。多くは長年製造業で派遣社員として働いてきた人たちで、卒業生の9割ほどが介護業界で現在も働く。
 入校式後さっそく授業があり、介護職への理解を深めた。
 20年ほど前に来日したフィリピン人のジヌシ・マリービク・カブライさん(49)=豊川市千両町=も製造業で働きながら女手1つで子ども2人を育ててきた。学歴が乏しく、これまで諦めていた介護職への就職に意欲を燃やす。
 また母国で介護ボランティアの経験があり、昨年ペルーから来たドウェニャス・アルバ・ロウルデス・ロサさん(53)=豊橋市東郷町=は「ありがとうと言われるのがうれしい。日本の文化やマナーについてもしっかり勉強したい」と話している。
(飯塚雪)

 定住外国人を対象にした職業訓練コース「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)科」が5日、豊橋市下地町のジョブシティカレッジ豊橋校で始まった。
 県立東三河高等技術専門学校から委託を受け同校が実施する定住外国人等対象訓練で、3月30日までの3カ月間(348時間)、座学や実習で介護の基礎知識や技能を身に付ける。
 介護職員初任者研修とは、介護職の入口となる資格で、就職には資格の保有が望ましく、特に外国人が介護業界で働く場合には、保有が一つの鍵となるという。
 今回は豊橋、豊川、蒲郡の3市から、20~60歳代のブラジルとペルー、フィリピン人の計13人が入校。研修では日本語やビジネスマナーなども身に付け、3月末には介護福祉施設などでの実習も5日間ある。
 2014(平成26)年度から年1回開校し、過去2回で計約25人が卒業。多くは長年製造業で派遣社員として働いてきた人たちで、卒業生の9割ほどが介護業界で現在も働く。
 入校式後さっそく授業があり、介護職への理解を深めた。
 20年ほど前に来日したフィリピン人のジヌシ・マリービク・カブライさん(49)=豊川市千両町=も製造業で働きながら女手1つで子ども2人を育ててきた。学歴が乏しく、これまで諦めていた介護職への就職に意欲を燃やす。
 また母国で介護ボランティアの経験があり、昨年ペルーから来たドウェニャス・アルバ・ロウルデス・ロサさん(53)=豊橋市東郷町=は「ありがとうと言われるのがうれしい。日本の文化やマナーについてもしっかり勉強したい」と話している。
(飯塚雪)

介護職について勉強する定住外国人ら=豊橋市下地町で
介護職について勉強する定住外国人ら=豊橋市下地町で

カテゴリー:社会・経済

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