豊橋出身の朝倉選手 「RIZIN・12」勝利報告

　名古屋市で８月に行われた総合格闘技「ＲＩＺＩＮ・12」に初参戦し、勝利を収めた豊橋市出身の朝倉未来（みくる）（26）選手（トライフォース赤坂）が７日、同市役所に市文化・スポーツ部の金子尚央次長を訪問し、結果を報告した。
　ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）で12日に行われた試合で、世界最強と言われる総合格闘技団体「ＵＦＣ」にも参加したことのある日沖発（35）選手と対戦、１ラウンド３分45秒ＴＫＯで破った。
　朝倉選手は「デビュー戦からすごい選手を当ててきたのでプレッシャーが強かった」と話しながらも、「負けはないと決めていた」と勝利を伝えた。
　１ラウンドから左ローやストレートなどで日沖選手を攻め立て、一度は組みつきになるが、打ち合いに持ち込み、左ハイキックが日沖選手の右顔面にクリーンヒット、ダウンを奪いＴＫＯ勝ちを決めた。
　試合直後も、駆け付けたファンにあいさつするなど余裕のある姿を見せたという。
　金子次長は「まったくプレッシャーを感じさせず、楽しんでいるように見えた」とメンタルの強さも称賛。弟・海選手や内藤大樹選手ら同市出身選手の強さにも触れ、今後の活躍に期待した。
　朝倉選手は今月30日、さいたまスーパーアリーナで開催される「ＲＩＺＩＮ・13」への出場がすでに決定している。海選手も参戦予定だ。「３万人規模の会場は初めてなので、ゾクゾクしています。兄弟で勝ったら朝倉兄弟の時代が来るんじゃないかな…。インパクトある勝ち方で勝って、年末にはまた２人で出たいですね」と抱負を語った。
（井嶋義典）