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JR豊川駅西口側に新たな駐輪場整備へ

駐輪場に収まらず、歩道まではみ出た自転車=JR豊川駅西口側で
駐輪場に収まらず、歩道まではみ出た自転車=JR豊川駅西口側で

 豊川市豊川町のJR豊川駅西口側で、駐輪場不足が問題となっている。名鉄豊川稲荷駅や商店街があり通行人が多い一方で駐輪スペースが狭く、自転車が歩道の一部まではみ出ている状態。市は新たな駐輪場整備へ、土地の確保に乗り出している。
 JR豊川駅の西口は私鉄駅や豊川稲荷門前の商店街がある他、豊川高校に通う生徒の通学路にもなっており、需要が高い。広い駐輪場がある東口に比べて、西口の駐輪場の収容台数は600台。4、5月の統計で、平日の昼間はこれを上回る平均735台、最大947台が利用しており、毎日のように自転車が歩道にはみ出すありさまだ。
 市はこれらの状況を受けて、西口に少なくとも300台を収容できる新しい駐輪場が必要と判断し、すでに近くの土地を借りようと、地権者とは開設時期も踏まえて交渉している。
 6月に豊川駅周辺で駐輪場を利用する市民らにアンケート調査を行ったところ、回答者158人のうち半数近くの78人が「条件次第で利用する」と答え、次いで34人が「有料でも利用する」と回答。新しい駐輪場は有料化を検討し、定期利用者を原則としたICカード認証のゲート方式を想定している。
 豊川駅周辺は自転車やオートバイの盗難件数が多く、西・東口共に防犯カメラが設置されているが、駐輪場に収まらない自転車はカメラの死角となる。新しい駐輪場は犯罪を減らすだけでなく、自転車の整理作業を委託されるシルバー人材センターの負担軽減も見込む。
(由本裕貴)

 豊川市豊川町のJR豊川駅西口側で、駐輪場不足が問題となっている。名鉄豊川稲荷駅や商店街があり通行人が多い一方で駐輪スペースが狭く、自転車が歩道の一部まではみ出ている状態。市は新たな駐輪場整備へ、土地の確保に乗り出している。
 JR豊川駅の西口は私鉄駅や豊川稲荷門前の商店街がある他、豊川高校に通う生徒の通学路にもなっており、需要が高い。広い駐輪場がある東口に比べて、西口の駐輪場の収容台数は600台。4、5月の統計で、平日の昼間はこれを上回る平均735台、最大947台が利用しており、毎日のように自転車が歩道にはみ出すありさまだ。
 市はこれらの状況を受けて、西口に少なくとも300台を収容できる新しい駐輪場が必要と判断し、すでに近くの土地を借りようと、地権者とは開設時期も踏まえて交渉している。
 6月に豊川駅周辺で駐輪場を利用する市民らにアンケート調査を行ったところ、回答者158人のうち半数近くの78人が「条件次第で利用する」と答え、次いで34人が「有料でも利用する」と回答。新しい駐輪場は有料化を検討し、定期利用者を原則としたICカード認証のゲート方式を想定している。
 豊川駅周辺は自転車やオートバイの盗難件数が多く、西・東口共に防犯カメラが設置されているが、駐輪場に収まらない自転車はカメラの死角となる。新しい駐輪場は犯罪を減らすだけでなく、自転車の整理作業を委託されるシルバー人材センターの負担軽減も見込む。
(由本裕貴)

駐輪場に収まらず、歩道まではみ出た自転車=JR豊川駅西口側で
駐輪場に収まらず、歩道まではみ出た自転車=JR豊川駅西口側で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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