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應通寺で鈴木愛さん個展

新作を発表する鈴木さん=應通寺で
新作を発表する鈴木さん=應通寺で
鈴木さんの新作=同
鈴木さんの新作=同

 豊橋市のデザイン書道作家・鈴木愛さんの個展が8日、同市花園町の應通寺で始まった。新作や昨秋の大阪個展、今年1月のNYグループ展、7月のミラノ個展での発表作など、当地初お披露目となる23点を披露、地元ファンを魅了している。入場無料。15日まで。
 会場は、鈴木さんが手掛けた2階「八面の襖(ふすま)作品」がある書院がメイン。これまでも彼岸の頃、公開を兼ねて個展を開いている。
 メイン作品は昨年伊勢丹新宿店の催事用に自身で額装まで手掛けた「泡Love」。シャンパンをイメージし、薔薇色のグラデーションの紙に泡の“さんずい”をグラス、“包”をボトル、Loveの文字をグラスの足に見立てたデザイン文字で、墨のはねもシャンパンの弾ける泡を思わせる美しくも勢いのある作品に仕上がっている。
 ミラノで現地の人の反応を見て、交流して刺激を受けた鈴木さん。帰国後に手掛けた作品はジャパニズムを意識し、かつ開放的な作品で、太鼓帯をイメージしたり折り紙をあしらった額装で披露。躍動感ある“童”の文字を書いた「あーそぼ!」や“一家団欒”を笑顔に見えるよう表した「わっはっは!」は自身の脳内イメージを書いている。
 ほかにも“鶴”の字が未来に羽ばたくように表した「未来へ」、知人の撮った写真と“樹”の文字を組み合わせた「きらめく息吹」、手染め和紙に金字で各文字を擬人化したようにしたためた「諸国漫遊」なども。
 どれも見る人の心を穏やかにする作品ばかり。“皆が笑顔になるための作品”に取り組む鈴木さんならではの個展となった。「見た人に笑って帰っていただけたら」と鈴木さんは笑顔で話す。
(田中博子)

 豊橋市のデザイン書道作家・鈴木愛さんの個展が8日、同市花園町の應通寺で始まった。新作や昨秋の大阪個展、今年1月のNYグループ展、7月のミラノ個展での発表作など、当地初お披露目となる23点を披露、地元ファンを魅了している。入場無料。15日まで。
 会場は、鈴木さんが手掛けた2階「八面の襖(ふすま)作品」がある書院がメイン。これまでも彼岸の頃、公開を兼ねて個展を開いている。
 メイン作品は昨年伊勢丹新宿店の催事用に自身で額装まで手掛けた「泡Love」。シャンパンをイメージし、薔薇色のグラデーションの紙に泡の“さんずい”をグラス、“包”をボトル、Loveの文字をグラスの足に見立てたデザイン文字で、墨のはねもシャンパンの弾ける泡を思わせる美しくも勢いのある作品に仕上がっている。
 ミラノで現地の人の反応を見て、交流して刺激を受けた鈴木さん。帰国後に手掛けた作品はジャパニズムを意識し、かつ開放的な作品で、太鼓帯をイメージしたり折り紙をあしらった額装で披露。躍動感ある“童”の文字を書いた「あーそぼ!」や“一家団欒”を笑顔に見えるよう表した「わっはっは!」は自身の脳内イメージを書いている。
 ほかにも“鶴”の字が未来に羽ばたくように表した「未来へ」、知人の撮った写真と“樹”の文字を組み合わせた「きらめく息吹」、手染め和紙に金字で各文字を擬人化したようにしたためた「諸国漫遊」なども。
 どれも見る人の心を穏やかにする作品ばかり。“皆が笑顔になるための作品”に取り組む鈴木さんならではの個展となった。「見た人に笑って帰っていただけたら」と鈴木さんは笑顔で話す。
(田中博子)

新作を発表する鈴木さん=應通寺で
新作を発表する鈴木さん=應通寺で
鈴木さんの新作=同
鈴木さんの新作=同

カテゴリー:芸能・文化

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