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ヴィーガンクッキー開発

豊市で販売を開始したヴィーガンクッキー「Fukushimura  cookies」(さわらび会提供)
豊市で販売を開始したヴィーガンクッキー「Fukushimura cookies」(さわらび会提供)

 豊橋市野依町の社会福祉法人「さわらび会」(山本孝之理事長)が運営する、障害福祉サービス事業所「明日香」(井川襄施設長)は、オーガニック素材を使用したヴィーガンクッキー「Fukushimura cookies」を開発。昨年12月に豊橋駅前のココラアベニューに誕生した「豊市(トヨイチ)」でも常時置かれるなど、本格的な販売を開始した。
 厳選したオーガニック素材を中心に使ったこのクッキーは、東京のオーガニックコットンブランド「nanadecor」とのコラボ作品で、一昨年12月に完成させたもの。ヴィーガンとは、肉や魚、卵やハチミツなど動物性の食品を一切摂取しない菜食主義者のこと。
 明日香では約20年前から就労継続支援事業としてクッキー作りを実施、味に定評があり、多くのファンも持つ地元では知られた製品となっている。今回、さわらびグループの山本左近・統括本部長と、nanadecorの神田恵実ディレクターが知り合いだったことから、コラボ商品開発が実現。試作を重ね、製造環境の整備を行い、いよいよ本格生産の運びとなった。
 明日香内に、従来のクッキー作業室とは別に専用の作業部屋を作り、専門職員を配置した。有機加工食品認定会社のオーガニック小麦粉を使うなど、オーガニック素材を中心に使用し、卵やバター、牛乳などは不使用。材料が繊細で、生地のこね方一つで味が変わってしまうため、ハンドミキサーなど使わず全てが手作業という。通常のクッキーより手間が掛かり、現在の生産量は1日200枚程度とか。今後は施設利用者にも作業を覚え、生産に参加してもらう予定だ。
 クッキーは、砂糖の代わりにオーガニックのメープルシロップを使った「メープル」、有機きなこを使った「豆乳きなこ」、赤味噌を使った「みそスティック」の3種類。賞味期限は、メープルと豆乳きな粉が2カ月、みそスティックが1カ月。いずれもスタンドパック入り各380円(税抜)で、ビン詰め2本を箱入りにしたギフトボックス2000円(税抜)も用意する。
 nanadecorの店舗で取り扱うほか、「豊市」では常時販売。予約をすれば「明日香」窓口でも購入することができ、現在はネット販売の準備も進めているという。「アレルギーのある子を持つ親、動物性食品を食べない人など、関心を持ってくださる人も多い。今後販路の拡大も考えていきたい」と関係者らは話す。問い合わせは明日香(0532・46・6579)へ。
(田中博子)

 豊橋市野依町の社会福祉法人「さわらび会」(山本孝之理事長)が運営する、障害福祉サービス事業所「明日香」(井川襄施設長)は、オーガニック素材を使用したヴィーガンクッキー「Fukushimura cookies」を開発。昨年12月に豊橋駅前のココラアベニューに誕生した「豊市(トヨイチ)」でも常時置かれるなど、本格的な販売を開始した。
 厳選したオーガニック素材を中心に使ったこのクッキーは、東京のオーガニックコットンブランド「nanadecor」とのコラボ作品で、一昨年12月に完成させたもの。ヴィーガンとは、肉や魚、卵やハチミツなど動物性の食品を一切摂取しない菜食主義者のこと。
 明日香では約20年前から就労継続支援事業としてクッキー作りを実施、味に定評があり、多くのファンも持つ地元では知られた製品となっている。今回、さわらびグループの山本左近・統括本部長と、nanadecorの神田恵実ディレクターが知り合いだったことから、コラボ商品開発が実現。試作を重ね、製造環境の整備を行い、いよいよ本格生産の運びとなった。
 明日香内に、従来のクッキー作業室とは別に専用の作業部屋を作り、専門職員を配置した。有機加工食品認定会社のオーガニック小麦粉を使うなど、オーガニック素材を中心に使用し、卵やバター、牛乳などは不使用。材料が繊細で、生地のこね方一つで味が変わってしまうため、ハンドミキサーなど使わず全てが手作業という。通常のクッキーより手間が掛かり、現在の生産量は1日200枚程度とか。今後は施設利用者にも作業を覚え、生産に参加してもらう予定だ。
 クッキーは、砂糖の代わりにオーガニックのメープルシロップを使った「メープル」、有機きなこを使った「豆乳きなこ」、赤味噌を使った「みそスティック」の3種類。賞味期限は、メープルと豆乳きな粉が2カ月、みそスティックが1カ月。いずれもスタンドパック入り各380円(税抜)で、ビン詰め2本を箱入りにしたギフトボックス2000円(税抜)も用意する。
 nanadecorの店舗で取り扱うほか、「豊市」では常時販売。予約をすれば「明日香」窓口でも購入することができ、現在はネット販売の準備も進めているという。「アレルギーのある子を持つ親、動物性食品を食べない人など、関心を持ってくださる人も多い。今後販路の拡大も考えていきたい」と関係者らは話す。問い合わせは明日香(0532・46・6579)へ。
(田中博子)

豊市で販売を開始したヴィーガンクッキー「Fukushimura  cookies」(さわらび会提供)
豊市で販売を開始したヴィーガンクッキー「Fukushimura cookies」(さわらび会提供)

カテゴリー:社会・経済

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