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スロータウン映画祭で樹木希林さんトークショー

トークショーを繰り広げる樹木さん=穂の国とよはし芸術劇場で
トークショーを繰り広げる樹木さん=穂の国とよはし芸術劇場で

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)のオープニングイベントとして女優・樹木希林さん(73)が7日、穂の国とよはし芸術劇場プラットでトークショーを繰り広げた。この日上映された映画のエピソードを語ったほか、会場の質問にも気さくに答え、親しみとユーモアあふれる話に満員の観客が引きつけられた。
 トークショーに先駆け、新城市もロケ地となった映画「あん」や、伊勢神宮の式年遷宮の年に祭事などに参加した樹木さんのドキュメンタリー「神宮希林わたしの神様」を上映した。
 「私の本質」という神宮希林について「とても感じるものがあり、いい経験をさせてもらった」と振り返り、「あん」に関しては「ハンセン病の話で、うつらないのに差別があった。患者はどんな思いだったのか。家族も風評被害に遭っていた。自分の中で差別を生むのではないか、自分の負を見つけながらやらせてもらった」と話した。
 病気を患っている樹木さん。「がんは切除してからの日常生活が大変。精神を変えなければならず、物の考え方、いろいろな意味で覚悟した。死を背負う病気で、その覚悟ができたのが私の財産」と述べた。
 会場からファッションセンスについても質問があり、「自分の醜さを知っていることがセンスに通じ、客観的、俯瞰(ふかん)して自分を見る。欠点をカバーする方法が見つかるはず」と樹木さん流のセンスを紹介した。
 オープニングイベントは、映画祭が15回目の節目で、昨年上映した「あん」が好評だったこともあり、樹木さんを迎え、豊橋市制110周年記念の「新春シネマ&トーク」として企画された。
 今年の映画上映は21日から始まり、2月19日まで行われる。プラットを会場に16本の邦・洋画を上映する。
(中村晋也)

 「とよはしまちなかスロータウン映画祭」(実行委員会主催)のオープニングイベントとして女優・樹木希林さん(73)が7日、穂の国とよはし芸術劇場プラットでトークショーを繰り広げた。この日上映された映画のエピソードを語ったほか、会場の質問にも気さくに答え、親しみとユーモアあふれる話に満員の観客が引きつけられた。
 トークショーに先駆け、新城市もロケ地となった映画「あん」や、伊勢神宮の式年遷宮の年に祭事などに参加した樹木さんのドキュメンタリー「神宮希林わたしの神様」を上映した。
 「私の本質」という神宮希林について「とても感じるものがあり、いい経験をさせてもらった」と振り返り、「あん」に関しては「ハンセン病の話で、うつらないのに差別があった。患者はどんな思いだったのか。家族も風評被害に遭っていた。自分の中で差別を生むのではないか、自分の負を見つけながらやらせてもらった」と話した。
 病気を患っている樹木さん。「がんは切除してからの日常生活が大変。精神を変えなければならず、物の考え方、いろいろな意味で覚悟した。死を背負う病気で、その覚悟ができたのが私の財産」と述べた。
 会場からファッションセンスについても質問があり、「自分の醜さを知っていることがセンスに通じ、客観的、俯瞰(ふかん)して自分を見る。欠点をカバーする方法が見つかるはず」と樹木さん流のセンスを紹介した。
 オープニングイベントは、映画祭が15回目の節目で、昨年上映した「あん」が好評だったこともあり、樹木さんを迎え、豊橋市制110周年記念の「新春シネマ&トーク」として企画された。
 今年の映画上映は21日から始まり、2月19日まで行われる。プラットを会場に16本の邦・洋画を上映する。
(中村晋也)

トークショーを繰り広げる樹木さん=穂の国とよはし芸術劇場で
トークショーを繰り広げる樹木さん=穂の国とよはし芸術劇場で

カテゴリー:芸能・文化

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