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県が豚コレラ対応

 大村秀章知事は18日の定例記者会見で、国内では1992(平成4)年以来、26年ぶりに岐阜市内で9日発生した豚コレラについて、「県は、田原、豊橋両市を中心に248の養豚農場で約33万頭の豚を飼育しており、全国10位の畜産農業県。野生のイノシシも含め、防疫に全力を期したい」と県の対応を次のように述べた。
 農林水産省、岐阜県から9日に報告を受け、直ちに県内の養豚農家など発生を周知し、農場の消毒などの徹底を注意喚起するとともに、異常がある場合の早期通報を要請した。
 また、10日には「県豚コレラ防疫対策会議」を開催し、畜産関係者に県の防疫方針を周知するとともに、県内248養豚農場すべてで飼育されている豚に異常がないことを確認。12日までに、養豚農場と関連がある県内のと畜場などの立入検査を実施。消毒などの実施に問題がないことを確認した。
 一方、岐阜県では14日と16日に発生農場近くで発見された野生のイノシシから豚コレラのウイルスが検出された。
 このため県では東三河総局をはじめ、各県民事務所、市町村、県内猟友会などに野生イノシシの大量死、不審死に警戒するよう要請し、発見した場合の早期情報提供を通知した。
 また、死亡した野生イノシシ2頭(設楽町、東栄町で各1頭)の検査を行い、18日までにいずれも結果は陰性と判明した。
 大村知事は「岐阜県では発生農場での防疫措置は完了したものの、死亡した野生イノシシの豚コレラが続いており、豚の移動制限も継続されている。県としても引き続き緊張感を持って発生防止に努めたい」と述べた。
 なお、豚コレラは、豚、イノシシ固有の病気で人に感染することはない。安心していただき、もし死んだイノシシを発見した場合は、地元の市町村や各県民事務所などに連絡してほしい」と語った。
(後藤康之)

 大村秀章知事は18日の定例記者会見で、国内では1992(平成4)年以来、26年ぶりに岐阜市内で9日発生した豚コレラについて、「県は、田原、豊橋両市を中心に248の養豚農場で約33万頭の豚を飼育しており、全国10位の畜産農業県。野生のイノシシも含め、防疫に全力を期したい」と県の対応を次のように述べた。
 農林水産省、岐阜県から9日に報告を受け、直ちに県内の養豚農家など発生を周知し、農場の消毒などの徹底を注意喚起するとともに、異常がある場合の早期通報を要請した。
 また、10日には「県豚コレラ防疫対策会議」を開催し、畜産関係者に県の防疫方針を周知するとともに、県内248養豚農場すべてで飼育されている豚に異常がないことを確認。12日までに、養豚農場と関連がある県内のと畜場などの立入検査を実施。消毒などの実施に問題がないことを確認した。
 一方、岐阜県では14日と16日に発生農場近くで発見された野生のイノシシから豚コレラのウイルスが検出された。
 このため県では東三河総局をはじめ、各県民事務所、市町村、県内猟友会などに野生イノシシの大量死、不審死に警戒するよう要請し、発見した場合の早期情報提供を通知した。
 また、死亡した野生イノシシ2頭(設楽町、東栄町で各1頭)の検査を行い、18日までにいずれも結果は陰性と判明した。
 大村知事は「岐阜県では発生農場での防疫措置は完了したものの、死亡した野生イノシシの豚コレラが続いており、豚の移動制限も継続されている。県としても引き続き緊張感を持って発生防止に努めたい」と述べた。
 なお、豚コレラは、豚、イノシシ固有の病気で人に感染することはない。安心していただき、もし死んだイノシシを発見した場合は、地元の市町村や各県民事務所などに連絡してほしい」と語った。
(後藤康之)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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