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豊川「赤坂の舞台」小屋掛け作業見学会

竹を組んで屋根を作る小屋掛け作業を見学する人たち=杉森八幡社で
竹を組んで屋根を作る小屋掛け作業を見学する人たち=杉森八幡社で

 豊川市赤坂町の杉森八幡社境内にある赤坂の舞台(市指定民俗文化財)で22日、10月28日に予定される「赤坂の舞台 伝統芸能公演」に向けた小屋掛け作業の見学会が行われた。市民約20人が参加し、明治時代から受け継がれている伝統の小屋掛けの技術を学んだ。
 特設の観客席を築く小屋掛けは、地元音羽地区の小屋掛けの会のメンバーをはじめ、氏子や御油、国府町などの有志ら総勢300人が参加し、今月1日から進められている。
 この日は約30人が重機も使用し、立てられた複数の丸太や柱を荒縄で固定し、約140本の長い竹をドーム状の屋根として組む作業が行われた。小屋掛けの会が見学者を案内し、若くてしなりのある竹を使うといった伝統の作業工程や歴史を紹介。メンバーで元仏壇職人の森山和芳さん(85)が小さな竹や木材で作った、実物の約30分の1のスケールの小屋掛けの模型も展示された。
 赤坂の舞台内部でも、市職員によって人力で動かす皿回り式回り舞台や、江戸時代に盛んに行われた人形浄瑠璃の道具などが紹介された。
 来月28日の公演(午後0時半開演)では沢歌舞伎をメイン演目に、一宮南部小歌舞伎クラブや赤坂小みのり太鼓、三蔵子小の長草万歳部による発表が予定される。小屋掛けは公演後しばらく展示され、11月10日に解体される予定。
(由本裕貴)

 豊川市赤坂町の杉森八幡社境内にある赤坂の舞台(市指定民俗文化財)で22日、10月28日に予定される「赤坂の舞台 伝統芸能公演」に向けた小屋掛け作業の見学会が行われた。市民約20人が参加し、明治時代から受け継がれている伝統の小屋掛けの技術を学んだ。
 特設の観客席を築く小屋掛けは、地元音羽地区の小屋掛けの会のメンバーをはじめ、氏子や御油、国府町などの有志ら総勢300人が参加し、今月1日から進められている。
 この日は約30人が重機も使用し、立てられた複数の丸太や柱を荒縄で固定し、約140本の長い竹をドーム状の屋根として組む作業が行われた。小屋掛けの会が見学者を案内し、若くてしなりのある竹を使うといった伝統の作業工程や歴史を紹介。メンバーで元仏壇職人の森山和芳さん(85)が小さな竹や木材で作った、実物の約30分の1のスケールの小屋掛けの模型も展示された。
 赤坂の舞台内部でも、市職員によって人力で動かす皿回り式回り舞台や、江戸時代に盛んに行われた人形浄瑠璃の道具などが紹介された。
 来月28日の公演(午後0時半開演)では沢歌舞伎をメイン演目に、一宮南部小歌舞伎クラブや赤坂小みのり太鼓、三蔵子小の長草万歳部による発表が予定される。小屋掛けは公演後しばらく展示され、11月10日に解体される予定。
(由本裕貴)

竹を組んで屋根を作る小屋掛け作業を見学する人たち=杉森八幡社で
竹を組んで屋根を作る小屋掛け作業を見学する人たち=杉森八幡社で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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