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田原でワールドサーフィンゲームス 日本が国別総合金メダル

国別の総合優勝を果たし喜ぶ波乗りジャパン=田原市高松町で
国別の総合優勝を果たし喜ぶ波乗りジャパン=田原市高松町で
女子で優勝し、チームメートに肩車されるサリー選手=ロングビーチで
女子で優勝し、チームメートに肩車されるサリー選手=ロングビーチで

 田原市赤羽根町のロングビーチを会場にした世界最高峰のサーフィン大会「2018アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」(国際サーフィン連盟=ISA=主催)は最終日の22日、女子決勝が行われ、全ての日程を終了、日本が国別の総合成績で金メダルを獲得した。無事に大会が終わり、開催地となった同市の関係者は胸をなで下ろした。
 女子決勝には日本勢3人は進めず、海外勢4人が出場。オーストラリアのサリー・フィッツギボンズ選手が優勝した。
 今大会には42カ国、197人が出場。表彰式では、日本が2位となった男女混合のリレー形式で演技する「アロハカップ」の表彰も併せてあったほか、国別総合成績が発表され、日本が1位。男子で4位に入った村上舜選手、女子の黒川日菜子、橋本恋、川合美乃里3選手らが壇上に上がると、集まった大勢の観客からひと際大きな歓声が上がり、日本の国歌が流れた。2位はオーストラリア、3位がアメリカだった。
 日本の男子勢は村上選手のほか、五十嵐カノア選手が2位の好成績を収めた。
 サーフィンは2020年の東京五輪から正式種目となり、閉会宣言に立った日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長は「オリンピックを控え、サーフィンがどんどんポピュラーになり、喜ばしい。世界中のサーファーが夢見ていたサーフィンのオリンピックが実現しようとしている」と東京五輪への期待を込めてあいさつした。
 国内では、28年ぶり2回目のISAワールドサーフィンゲームスとなった大会。15日に開幕し、各国トップレベルの選手らが熱戦を繰り広げた。来場者数は、4万5000人の予想を上回る見込みだ。
 開催地の山下政良市長は「盛り上がった大会で事故もなく終えることができた。大会役員の皆さんが、田原の波はすばらしく、田原の人、日本人は温かいと言ってくれた。世界に田原を発信、アピールできた」と満足そう。
 この日は愛知県の大村秀章知事も会場を訪れ、女子決勝を観戦。日本の総合成績1位決定の瞬間を目にし「限られた時間で来たが、日本の金メダル決定の瞬間に立ち会えるとは思っていなかった。田原の波に世界の人が驚いたということでうれしい。ワールドクラスの波、ロングビーチを世界にアピールできたのでは」と話した。
 県内外のサーファーらも来場し、幸田町から妻と来た会社員の宮田計里さん(48)は「世界のトップ選手が見られて最高。日本も活躍し、インターナショナルな雰囲気もとてもワクワクした」と改めてサーフィンに魅了された様子だった。
(中村晋也)

 田原市赤羽根町のロングビーチを会場にした世界最高峰のサーフィン大会「2018アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」(国際サーフィン連盟=ISA=主催)は最終日の22日、女子決勝が行われ、全ての日程を終了、日本が国別の総合成績で金メダルを獲得した。無事に大会が終わり、開催地となった同市の関係者は胸をなで下ろした。
 女子決勝には日本勢3人は進めず、海外勢4人が出場。オーストラリアのサリー・フィッツギボンズ選手が優勝した。
 今大会には42カ国、197人が出場。表彰式では、日本が2位となった男女混合のリレー形式で演技する「アロハカップ」の表彰も併せてあったほか、国別総合成績が発表され、日本が1位。男子で4位に入った村上舜選手、女子の黒川日菜子、橋本恋、川合美乃里3選手らが壇上に上がると、集まった大勢の観客からひと際大きな歓声が上がり、日本の国歌が流れた。2位はオーストラリア、3位がアメリカだった。
 日本の男子勢は村上選手のほか、五十嵐カノア選手が2位の好成績を収めた。
 サーフィンは2020年の東京五輪から正式種目となり、閉会宣言に立った日本サーフィン連盟の酒井厚志理事長は「オリンピックを控え、サーフィンがどんどんポピュラーになり、喜ばしい。世界中のサーファーが夢見ていたサーフィンのオリンピックが実現しようとしている」と東京五輪への期待を込めてあいさつした。
 国内では、28年ぶり2回目のISAワールドサーフィンゲームスとなった大会。15日に開幕し、各国トップレベルの選手らが熱戦を繰り広げた。来場者数は、4万5000人の予想を上回る見込みだ。
 開催地の山下政良市長は「盛り上がった大会で事故もなく終えることができた。大会役員の皆さんが、田原の波はすばらしく、田原の人、日本人は温かいと言ってくれた。世界に田原を発信、アピールできた」と満足そう。
 この日は愛知県の大村秀章知事も会場を訪れ、女子決勝を観戦。日本の総合成績1位決定の瞬間を目にし「限られた時間で来たが、日本の金メダル決定の瞬間に立ち会えるとは思っていなかった。田原の波に世界の人が驚いたということでうれしい。ワールドクラスの波、ロングビーチを世界にアピールできたのでは」と話した。
 県内外のサーファーらも来場し、幸田町から妻と来た会社員の宮田計里さん(48)は「世界のトップ選手が見られて最高。日本も活躍し、インターナショナルな雰囲気もとてもワクワクした」と改めてサーフィンに魅了された様子だった。
(中村晋也)

国別の総合優勝を果たし喜ぶ波乗りジャパン=田原市高松町で
国別の総合優勝を果たし喜ぶ波乗りジャパン=田原市高松町で
女子で優勝し、チームメートに肩車されるサリー選手=ロングビーチで
女子で優勝し、チームメートに肩車されるサリー選手=ロングビーチで

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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