蒲郡市内小学生の観察記録展示

　蒲郡市内の小学生たちが海での観察記録を発表する「三河湾環境チャレンジ生き物図鑑展」が、同市生命の海科学館で開かれている。10小学校の児童が夏場に市内の海辺で採取した貝や魚類などを各自で書き写して展示している。入場無料。15日まで。
　海の環境について考える「三河湾環境チャレンジ実行委員会」が毎年市内の小学生を対象に海辺で学習会を開いている。今年は10校（大塚、三谷、三谷東、竹島、中央、北部、塩津、形原北、形原、西浦）の児童が６、７月に大塚海浜緑地や星越、水神、竹島、春日浦、西浦くじの海岸を訪れた。
　ウナギの稚魚だけでなくハマグリや、タツノオトシゴなど貴重な生物も見つかっており、児童たちがしっかりとスケッチした作品がずらり。同科学館の本田崇記さんは「今年は過去にない６００人以上という大勢が参加、体験した。地元の海に関心を持って環境保全の大切さを感じ取ってもらえれば」と話している。
（安藤聡）