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仮埋め立てごみ 来年3月下旬頃に焼却

 豊橋市は、5日の市議会環境経済委員会で焼却炉1基(1号炉)が故障している市資源化センター(豊栄町)の状況を報告した。炉の復旧工事は計画通りに進み、仮埋め立てしている「もやすごみ」の焼却処理が来年3月下旬頃になる見通しを示した。
 1号炉は、熱分解ドラムの内部でごみを蒸し焼きにしていたが、今年3月24日、合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ドラム本体も損傷。以後、停止している。
 市によると、原因については、焼却炉のメンテナンス会社の調査が終わり、間もなく報告書が示される。市は「本市の見解も突き合わせて究明する」とした。
 1号炉の復旧工事は6月25日に着手。12月下旬の完了を予定し、工事の進ちょく率は8月末で計画通りの約40%となっている。
 同センターでは3基の焼却炉が稼働していたが、2基のままでは8月上旬に収集した家庭ごみがセンターの収容場であふれるため、5月24日から一部のごみを市廃棄物最終処分場(高塚町)で仮埋め立てしている。埋め立てたごみは、1号炉の復旧後にセンターで焼却する。
 復旧工事が計画通りに進んでいることから、市は、復旧後に他の2基の維持整備工事を実施、これが終わり、3基同時稼働となる来年3月下旬頃から埋め立てたごみを処理する予定を示した。
 仮埋め立てした個所を重機で掘り起こし、土などの異物をふるいにかけて除去したあと、センターで焼却する。掘り起こしの際、臭気や飛散を防ぐため、市は「1日で処理が可能な分量のみ掘り起こす」とし、年明けには事前の住民説明会を開く考えも明らかにした。
 仮埋め立てのごみは、8月末で当初計画の1万2400㌧に対し約70%の約8700㌧。計画より少ない点について、市は「家庭ごみの収集量が市民の皆さんの協力で減少している。また、2・3号炉で計画を上回る処理ができた結果」と分析している。
 一方、この日の委員会では、資源化センターと最終処分場の一般廃棄物、産業廃棄物の廃棄物処理手数料についても説明。市は、前回の改定から10年以上が経過し、ごみ処理原価とのかい離が大きく、適正な受益者負担の観点から処理原価に見合った適正な金額への見直しが必要とした。
(中村晋也)

 豊橋市は、5日の市議会環境経済委員会で焼却炉1基(1号炉)が故障している市資源化センター(豊栄町)の状況を報告した。炉の復旧工事は計画通りに進み、仮埋め立てしている「もやすごみ」の焼却処理が来年3月下旬頃になる見通しを示した。
 1号炉は、熱分解ドラムの内部でごみを蒸し焼きにしていたが、今年3月24日、合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ドラム本体も損傷。以後、停止している。
 市によると、原因については、焼却炉のメンテナンス会社の調査が終わり、間もなく報告書が示される。市は「本市の見解も突き合わせて究明する」とした。
 1号炉の復旧工事は6月25日に着手。12月下旬の完了を予定し、工事の進ちょく率は8月末で計画通りの約40%となっている。
 同センターでは3基の焼却炉が稼働していたが、2基のままでは8月上旬に収集した家庭ごみがセンターの収容場であふれるため、5月24日から一部のごみを市廃棄物最終処分場(高塚町)で仮埋め立てしている。埋め立てたごみは、1号炉の復旧後にセンターで焼却する。
 復旧工事が計画通りに進んでいることから、市は、復旧後に他の2基の維持整備工事を実施、これが終わり、3基同時稼働となる来年3月下旬頃から埋め立てたごみを処理する予定を示した。
 仮埋め立てした個所を重機で掘り起こし、土などの異物をふるいにかけて除去したあと、センターで焼却する。掘り起こしの際、臭気や飛散を防ぐため、市は「1日で処理が可能な分量のみ掘り起こす」とし、年明けには事前の住民説明会を開く考えも明らかにした。
 仮埋め立てのごみは、8月末で当初計画の1万2400㌧に対し約70%の約8700㌧。計画より少ない点について、市は「家庭ごみの収集量が市民の皆さんの協力で減少している。また、2・3号炉で計画を上回る処理ができた結果」と分析している。
 一方、この日の委員会では、資源化センターと最終処分場の一般廃棄物、産業廃棄物の廃棄物処理手数料についても説明。市は、前回の改定から10年以上が経過し、ごみ処理原価とのかい離が大きく、適正な受益者負担の観点から処理原価に見合った適正な金額への見直しが必要とした。
(中村晋也)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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