豊橋でフェニックスが開幕戦勝利

　プロバスケットボールＢリーグの三遠ネオフェニックスは６日、ホーム豊橋市総合体育館でリーグ開幕戦に臨み、京都ハンナリーズに77－64で勝利した。若き新戦力たちが躍動し、観衆２１４６人の前で２年ぶりの開幕戦白星を飾った。
　外国人を含めて６人が新たに加わった三遠。開幕戦は長谷川、寺園、菅野、マクドナルドの４人が出場し、勝利に貢献した。
　開始19秒に岡田のレイアップによる今季初ゴールで先制。残り２分半で寺園がジャンピングショットで３点シュートを決めるなどし、第１クオーター（Ｑ）終了で22－９と大差をつけた。
　第２Ｑでも新戦力を中心に躍動。長谷川が「きょうはあの一本で勢いに乗れた」と３点シュートを決め、この後もチームはリードを守り切った。結局、長谷川は日本人最高の12得点と活躍し、マクドナルドは最多19点を奪った。
　司令塔で主将の鈴木をけがで欠く中、寺園がポイントカードとして好守でリズムを作った。昨季、開幕カードで連敗した京都に雪辱の勝利。開幕５連勝を飾った２シーズン前のスタートダッシュ再現へ、きょう７日も勝利が期待される。藤田ヘッドコーチは「ほっとしていると同時に、あすも勝てるように気を引き締めたい」と話した。
　ハーフタイムには、昨年現役を引退した大口真洋さんの背番号３永久欠番セレモニーがあり、大口さんは平均年齢が３歳近く若返った古巣に「若い力が楽しみなチームを、皆さんと一緒に応援していきたい」と話した。
（由本裕貴）