田原の中学生3人 陸上全国大会で活躍誓う

　田原市の中学校２校から「第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会」に出場する生徒３人が９日、同市役所を訪れ、花井隆教育長に意気込みを語った。
　市立東部中３年の吉居駿恭君と２年の菅沼瑠璃さんがそれぞれ男子３０００㍍、女子走り幅跳びに出場、市立田原中２年の田中瑛一君が男子走り幅跳びに出場する。大会は12～14日に横浜市の日産スタジアムで開かれる。３人は昨年の大会にも出ている。
　「１、２年生の時、自分の力を出し切れず悔しい結果に終わっているので、今年は絶対優勝したい」と話した吉居君。８月の全日本中学陸上競技選手権大会では１５００㍍で優勝したものの、３０００㍍では２位となった。「２位以上ではなく、しっかり１位だけを狙って最後まで全力を尽くしたいと思います」と力強く話した。
　愛知県ジュニアオリンピック優勝で出場資格を得た走り幅跳びの菅沼さんは「去年はけがで満足のいく結果が残せなかったけど、今年はたくさん練習できた。自己ベストを出して決勝に残りたいです」と抱負を述べた。
　昨年の悔しい結果を生かし助走の距離や走り方を変えた田中君は「今はランキングでは真ん中の方だけど、上の順位を狙っていける自信がある。優勝を狙って頑張ってきたいです」と意欲を見せた。
　花井教育長は「３人とも大会で燃え尽きるぞというような非常に強い気持ちがうかがえて大変うれしく思う。自分の力を出し切って頑張ってください」とエールを送った。
　吉居君は13日に予選、菅沼さんと田中君は14日、競技に臨むことになっている。
（井嶋義典）