ええじゃないか豊橋まつり 22日のフィナーレも充実

　市民まつり「第64回ええじゃないか豊橋まつり」（同まつり振興会主催）が20、21の両日、豊橋市の中心街などを会場に盛大に開催される。メイン行事の「総おどり」は、駅前大通り会場のコースを豊橋駅側に延長し、昨年同様に過去最大のエリアで実施。平成最後のまつりになるため、最終日のフィナーレも充実させ、観客も巻き込んで締めくくりにする。
　初日・20日は「『魅せる』ええじゃないか！」とし、踊り尽くしの一日にする。夜の総おどりは、駅前大通り、広小路通り、萱町通りが会場。ここ数年、２万人以上が参加していることや「駅前大通りで踊りたい」との声を受け、今年も駅前大通りの南北両コースを駅側に約１００㍍延ばす形にする。４曲で踊る。
　昼間は例年通り「舞踊三昧（ダンスざんまい）」、こども総おどりが行われる。
　21日は「『楽しむ』ええじゃないか！」とし、参加して楽しむ一日する。
　日中、広小路通りなどで行われるパレード「豊橋パレカ」は、午前10時50分にスタート。パレードとカーニバルを融合させた催しで、ダンスや演奏、仮装など多彩なチームが登場する。
　今年は、新企画としてパレカが終わる午後３時から、広小路２・３丁目で「ええじゃないか舞乱（まいらん）行列」が行われる。パレカなどの参加者、観客も参加して踊り、舞って楽しむ。幕末のエネルギッシュな「ええじゃないか騒動」にちなみ、ご利益のある富くじ付きのお札も手にすることができる。
　この盛り上がりのまま、参加者はフィナーレ会場となる豊橋球場へ。東海地区出身、在住のメンバーで構成された「ＢＯＹＳ　ＡＮＤ　ＭＥＮ」の音楽ライブが行われている会場の観客と合流する。
　ライブ後に始まるフィナーレでは、平成の「ええじゃないか豊橋まつり」の象徴とも言える“踊り”を会場の全員で行い、次の時代につなぐ趣向だ。
　また、今年も顔にペイントやシール、白塗りの「お祭り顔」での参加を呼び掛け、協賛店舗では割引、特典などを受けられる。
（中村晋也）