国体優勝 市長に喜びの報告

弓道近的女子　愛知チーム　新城の大久保さん

　第73回国民体育大会弓道競技成年女子に愛知県チームの一員として出場し、近的の部で優勝した大久保あをいさん（44）＝新城市市場台＝が17日、穂積亮次市長に喜びの報告をした。大久保さんは「優勝に貢献できて良かったです」と述べた。
　大久保さんは一宮市の会社員・中島百恵さん、豊橋市の愛知大学３年・堀内弥花さんと共にメンバーに選ばれ、９月30日から10月３日まで福井県敦賀市総合運動公園弓道場で行われた大会に出場した。
　近的は28㍍先の直径36センチの的への的中数を競うもので、決勝では愛知チームの３人が４射４中の12射皆中を記録。６中の千葉を退けて６年ぶり３度目の優勝を果たした。
　市役所を訪れた大久保さんは「出場することがうれしかったのに優勝という結果がついてきた。足を引っ張らず貢献できてホッとしています」と胸中を語った。
　穂積市長は「すばらしい結果です。これを励みに来年以降も全国優勝を目指してください」とたたえた。
（安藤聡）

セーリング・レーザーラジアル級　豊橋の三浦さん

　第73回国民体育大会（福井しあわせ元気国体）のセーリング競技少年少女レーザーラジアル級で優勝した静岡県立湖西高校３年の三浦凪砂さん（17）＝豊橋市牛川町＝が17日、市役所を訪れ、佐原光一市長に８月の全国高校総体と合わせ２冠を達成した喜びを語った。
　競技は福井県高浜町の若狭和田マリーナで行われたが、最終日が無風のためレースが中止となり、第４レースまでの結果で順位が決まった。
　三浦さんは第３レースが終わった時点で総合２位。最終４レースは、他の選手が風や他の船艇にほんろうされる中、序盤から適格なコース取りでスピードをキープ、フィニッシュ直前で前を走る選手をかわして１着でゴールした。
　会場は波もうねり、地形による風の予測がつかない難しい海面だったが、「自分の実力を出せている子が少なかったものの、その中で相手を抑えたり、考えたりして走ることができた。自分の成長を実感した」と胸を張る。
　市役所では、最終レースの攻防や戦略を報告し「一か八かのかけでした」と三浦さん。佐原市長は「かけに出る勇気がある。海外レースに強いのでは」と今後の世界での活躍に期待を寄せた。
（飯塚雪）