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東栄の花祭会館に視聴覚ブース新設

設けられた視聴覚スペース=東栄町の花祭会館で
設けられた視聴覚スペース=東栄町の花祭会館で

 東栄町は、国重要無形民俗文化財に指定される「花祭」を紹介する花祭会館(同町本郷)に視聴覚ブースを新設した。開館40年の節目に合わせて内装を改め、町内で行われる花祭を映像で紹介したり、タッチパネルで解説するコーナーを設けた。11月3日から一般公開する。
 花祭は、鎌倉時代末期に熊野の山伏や加賀・白山の聖(ひじり)によって伝えられたとされ、湯立てと清めを中心とする神事。現在は護国豊穣(じょう)などを願う祭りとして町内では11地区で地元の人たちによって大切に受け継がれる。1976(昭和51)年に国重要無形文化財に指定された。
 会館は78年11月にオープン。これまで関連資料や装具などを展示していたが、より機能的なものにしようと今年度から3年間かけてリニューアルすることにした。
 今年度は出入り口左側の通路部分に視聴覚ブースを設けた。55インチの液晶テレビを配置して町内の小林、足込の両地区で行われる花祭本番の映像を提供。また23インチのタッチパネル式モニターを設置して画面に触れれば両地区の舞や湯ばやしなどのようすを紹介する。
 また町内だけでなく設楽町、豊根村で行われる花祭を紹介する地図パネルも設置した。
 監修した名古屋大学大学院の佐々木重洋教授(文化人類学)は「伝承されている花祭を紹介し、各地区で行われる本番にも足を運んでもらえるようにした。交流スペースとして機能を持たせていきたい」と語った。
 来年度以降は資料展示なども替えていく。
 視聴覚スペースは近くの東栄ドームで11月3日に行われる「東栄フェスティバル」に合わせて公開を始める。
(安藤聡)

 東栄町は、国重要無形民俗文化財に指定される「花祭」を紹介する花祭会館(同町本郷)に視聴覚ブースを新設した。開館40年の節目に合わせて内装を改め、町内で行われる花祭を映像で紹介したり、タッチパネルで解説するコーナーを設けた。11月3日から一般公開する。
 花祭は、鎌倉時代末期に熊野の山伏や加賀・白山の聖(ひじり)によって伝えられたとされ、湯立てと清めを中心とする神事。現在は護国豊穣(じょう)などを願う祭りとして町内では11地区で地元の人たちによって大切に受け継がれる。1976(昭和51)年に国重要無形文化財に指定された。
 会館は78年11月にオープン。これまで関連資料や装具などを展示していたが、より機能的なものにしようと今年度から3年間かけてリニューアルすることにした。
 今年度は出入り口左側の通路部分に視聴覚ブースを設けた。55インチの液晶テレビを配置して町内の小林、足込の両地区で行われる花祭本番の映像を提供。また23インチのタッチパネル式モニターを設置して画面に触れれば両地区の舞や湯ばやしなどのようすを紹介する。
 また町内だけでなく設楽町、豊根村で行われる花祭を紹介する地図パネルも設置した。
 監修した名古屋大学大学院の佐々木重洋教授(文化人類学)は「伝承されている花祭を紹介し、各地区で行われる本番にも足を運んでもらえるようにした。交流スペースとして機能を持たせていきたい」と語った。
 来年度以降は資料展示なども替えていく。
 視聴覚スペースは近くの東栄ドームで11月3日に行われる「東栄フェスティバル」に合わせて公開を始める。
(安藤聡)

設けられた視聴覚スペース=東栄町の花祭会館で
設けられた視聴覚スペース=東栄町の花祭会館で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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