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豊橋で三遠南信サミット 新ビジョン案に基本合意

サミット宣言後、握手を交わす3地域の首長と経済界の代表=ホテルアークリッシュ豊橋で
サミット宣言後、握手を交わす3地域の首長と経済界の代表=ホテルアークリッシュ豊橋で

 県境を接する東三河、遠州、南信州3地域の行政・経済の関係者、住民、学識者らが一堂に会し、一体的な振興を議論する「三遠南信サミット2018in東三河」(三遠南信地域連携ビジョン推進会議=SENA=主催)が29日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットなどを会場に開かれ、同地域の新たな地域づくりの指針となる「第2次三遠南信地域連携ビジョン」(新ビジョン)案に基本合意した。今後、住民らから意見を求めるパブリックコメントを経て、今年度内に策定する。
 26回目を迎え、3地域の39市町村の首長、53商工会議所・商工会の会頭・会長、議員、地域住民ら約600人が参加した。
 新ビジョン案は、2008(平成20)年に作った現ビジョンに代わる来年度から2030年度までの指針。「三遠南信流域都市圏の創生-日本の県境連携先進モデル」をテーマに掲げ、人口減少や少子高齢化の進行、リニア中央新幹線開業、三遠南信自動車道のおおむねの完成など、今後12年間の同地域の変化を踏まえ今後を展望した。
 「三遠南信交通ネットワーク形成プロジェクト」「三遠南信探訪プロジェクト」「人生100年時代プロジェクト」など七つの重点プロジェクトを設定、71事業を盛り込み、うち18事業をSENAが主体となって進める。
 策定委員会が昨年から検討を進めていて、今回のサミットで議論。開催地・豊橋市の佐原光一市長がサミット宣言文を読み上げ、新ビジョン案に基本合意した。
 宣言では「構成自治体が地域に共通する課題の解決に向けて積極的に取り組み、地域連携のプラットフォームづくりにまい進していく」とし、SENA会長の鈴木康友浜松市長は「いろいろな連携の枠組みをつくって成果を上げていくのが重要。具体的な成果を上げてこそ、連携の意義がある」と期待を込めて話した。
 次回のサミット開催地は長野県飯田市で、牧野光朗市長も「地域連携のモデルをこの三遠南信地域がつくる」と述べた。
 サミット全体会では、「新ビジョンへの期待」をテーマにしたパネルディスカッションが行われ、国職員、学識者らが意見、期待を述べた。その後、「道」「技」「風土」「住・人」の四つの分科会が開かれた。
(中村晋也、飯塚雪)

 県境を接する東三河、遠州、南信州3地域の行政・経済の関係者、住民、学識者らが一堂に会し、一体的な振興を議論する「三遠南信サミット2018in東三河」(三遠南信地域連携ビジョン推進会議=SENA=主催)が29日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットなどを会場に開かれ、同地域の新たな地域づくりの指針となる「第2次三遠南信地域連携ビジョン」(新ビジョン)案に基本合意した。今後、住民らから意見を求めるパブリックコメントを経て、今年度内に策定する。
 26回目を迎え、3地域の39市町村の首長、53商工会議所・商工会の会頭・会長、議員、地域住民ら約600人が参加した。
 新ビジョン案は、2008(平成20)年に作った現ビジョンに代わる来年度から2030年度までの指針。「三遠南信流域都市圏の創生-日本の県境連携先進モデル」をテーマに掲げ、人口減少や少子高齢化の進行、リニア中央新幹線開業、三遠南信自動車道のおおむねの完成など、今後12年間の同地域の変化を踏まえ今後を展望した。
 「三遠南信交通ネットワーク形成プロジェクト」「三遠南信探訪プロジェクト」「人生100年時代プロジェクト」など七つの重点プロジェクトを設定、71事業を盛り込み、うち18事業をSENAが主体となって進める。
 策定委員会が昨年から検討を進めていて、今回のサミットで議論。開催地・豊橋市の佐原光一市長がサミット宣言文を読み上げ、新ビジョン案に基本合意した。
 宣言では「構成自治体が地域に共通する課題の解決に向けて積極的に取り組み、地域連携のプラットフォームづくりにまい進していく」とし、SENA会長の鈴木康友浜松市長は「いろいろな連携の枠組みをつくって成果を上げていくのが重要。具体的な成果を上げてこそ、連携の意義がある」と期待を込めて話した。
 次回のサミット開催地は長野県飯田市で、牧野光朗市長も「地域連携のモデルをこの三遠南信地域がつくる」と述べた。
 サミット全体会では、「新ビジョンへの期待」をテーマにしたパネルディスカッションが行われ、国職員、学識者らが意見、期待を述べた。その後、「道」「技」「風土」「住・人」の四つの分科会が開かれた。
(中村晋也、飯塚雪)

サミット宣言後、握手を交わす3地域の首長と経済界の代表=ホテルアークリッシュ豊橋で
サミット宣言後、握手を交わす3地域の首長と経済界の代表=ホテルアークリッシュ豊橋で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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