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赤十字救急法競技会で豊川の児童が優勝

優勝トロフィーを掲げる大谷さん㊨と高井君=ケアリゾートオリーブで
優勝トロフィーを掲げる大谷さん㊨と高井君=ケアリゾートオリーブで

 先月28日、静岡県で開かれた日本赤十字社静岡県支部主催の「第8回赤十字救急法競技会」で、ペア高校生以下の部・心肺蘇生競技で豊川市の大谷栞璃さん(一宮西部小5)と高井陽光(はる)君(国府小1)が優勝した。高校生ら約40チームが出場する中での栄冠で、小学生の優勝は大会史上初の快挙となった。
 応急手当てなどの緊急時の対応を学んでもらう狙いで開催され、団体とペア、年代別に三角巾リレーなど全4種目に約80チーム260人が出場。NPO法人・防災塾ライフボートのジュニアとして大谷さんと高井君は唯一の小学生で挑んだ。
 競技ではダミー人形を使い、2人で協力しながら胸骨圧迫と人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)を使った救護を実践。機敏な動きと的確な動きで進め、胸骨圧迫では大谷さんが圧迫のリズムを高井君に助言するなど、冷静さも発揮。女子高生から「かわいい」という声も上がっていた会場は、2人が披露する心肺蘇生にどよめきに変わっていった。
 同法人は今年も12月16日に市総合体育館で体験型防災イベント「イザ!カエルキャラバン」を開催するなど、幅広い世代に防災知識を広める活動を展開。同じ年代の子を指導する大谷さんと高井君は、今大会に向けて平尾町のケアリゾートオリーブで練習に励んできた。
 胸骨圧迫や気道確保といった「手技」の意義も理解する大谷さんは「楽しんでできた。うまくいったので、優勝以外はないと思った」と自信を深め、高井君は「楽しかった。優しくて尊敬している大谷さんと優勝できた」と笑顔。会場で掲げたプラカードには「子どもでも守れる命は守ります」という言葉を記した。
 父を難病で亡くした大谷さんは「いろんな人を助ける仕事をしたい」と看護師を志す。高井君との黄金コンビで、来年は連覇を目指す。
(由本裕貴)

 先月28日、静岡県で開かれた日本赤十字社静岡県支部主催の「第8回赤十字救急法競技会」で、ペア高校生以下の部・心肺蘇生競技で豊川市の大谷栞璃さん(一宮西部小5)と高井陽光(はる)君(国府小1)が優勝した。高校生ら約40チームが出場する中での栄冠で、小学生の優勝は大会史上初の快挙となった。
 応急手当てなどの緊急時の対応を学んでもらう狙いで開催され、団体とペア、年代別に三角巾リレーなど全4種目に約80チーム260人が出場。NPO法人・防災塾ライフボートのジュニアとして大谷さんと高井君は唯一の小学生で挑んだ。
 競技ではダミー人形を使い、2人で協力しながら胸骨圧迫と人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)を使った救護を実践。機敏な動きと的確な動きで進め、胸骨圧迫では大谷さんが圧迫のリズムを高井君に助言するなど、冷静さも発揮。女子高生から「かわいい」という声も上がっていた会場は、2人が披露する心肺蘇生にどよめきに変わっていった。
 同法人は今年も12月16日に市総合体育館で体験型防災イベント「イザ!カエルキャラバン」を開催するなど、幅広い世代に防災知識を広める活動を展開。同じ年代の子を指導する大谷さんと高井君は、今大会に向けて平尾町のケアリゾートオリーブで練習に励んできた。
 胸骨圧迫や気道確保といった「手技」の意義も理解する大谷さんは「楽しんでできた。うまくいったので、優勝以外はないと思った」と自信を深め、高井君は「楽しかった。優しくて尊敬している大谷さんと優勝できた」と笑顔。会場で掲げたプラカードには「子どもでも守れる命は守ります」という言葉を記した。
 父を難病で亡くした大谷さんは「いろんな人を助ける仕事をしたい」と看護師を志す。高井君との黄金コンビで、来年は連覇を目指す。
(由本裕貴)

優勝トロフィーを掲げる大谷さん㊨と高井君=ケアリゾートオリーブで
優勝トロフィーを掲げる大谷さん㊨と高井君=ケアリゾートオリーブで

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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