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キッチンカーで日本縦断 豊橋の大久保さんと近藤さん

カレーライスを売りながら日本を縦断する大久保さん㊨と近藤さん=豊橋市牛川町で
カレーライスを売りながら日本を縦断する大久保さん㊨と近藤さん=豊橋市牛川町で

 夢の実現に向け、料理人だった大久保晃介さん(28)とバーテンダーをしていた近藤和真さん(29)の豊橋市出身者2人が、キッチンカーでカレーライスを販売しながら日本を縦断している。2カ月半かけ、北海道と東北を巡り一時帰省した2人は12日、沖縄県を目指して再び豊橋から旅立った。
 店名は「カレーコミュニケーション」。2㌧トラックを改造した手作りのキッチンカーで8月上旬に豊橋市を出発し、北海道苫小牧市から販売をスタート。1年かけ日本を巡る計画だ。
 ホテルアークリッシュ豊橋(豊橋市)で働く大久保さんが夢だった飲食店経営について、高校時代からの友人・近藤さんに相談したことがきっかけで日本縦断を企画。オーストラリアや中・南米を旅してきた近藤さんも地元でゲストハウスの立ち上げを思い描いており、「日本を知りたい」と共に旅に出た。
 これまで北海道、青森、秋田など5道県で3000食弱のカレーを販売した。肉の旨味と野菜の甘みを感じる大久保さん手製の欧風カレーに、豊橋市の特産品うずら卵をのせた一品は、各地で完売となる人気ぶりだ。
 旅では全国でさまざまな人と出会い、その土地の歴史やご当地グルメ、特産品などをたずねて歩く。山形県では芋煮会に参加し、来店者のつてで地元のラジオや新聞で取り上げてもらうなど、地元民との心温まる交流も続けてきた。
 2人は「こんなに人の優しさに触れたことはない」と振り返る。キッチンカーには日本地図と世話になった企業や事業所のステッカーなどが並ぶ。
 10月末からカレーの仕込みや車のメンテナンスのため一時帰省。12日からまた南下をはじめ、冬場は沖縄で販売し、2月からは九州への北上を予定する。
 「夢を実現したいという思いが一層強くなった」と2人。「いろいろな食文化に触れ、食材をしっかり見て、自分の店につなげていきたい」(大久保さん)、「人との出会いが大事。さまざまなことを学び、感じ取りたい」(近藤さん)という。
 2人の活動は「カレーコミュニケーション」のツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発信している。
(飯塚雪)

 夢の実現に向け、料理人だった大久保晃介さん(28)とバーテンダーをしていた近藤和真さん(29)の豊橋市出身者2人が、キッチンカーでカレーライスを販売しながら日本を縦断している。2カ月半かけ、北海道と東北を巡り一時帰省した2人は12日、沖縄県を目指して再び豊橋から旅立った。
 店名は「カレーコミュニケーション」。2㌧トラックを改造した手作りのキッチンカーで8月上旬に豊橋市を出発し、北海道苫小牧市から販売をスタート。1年かけ日本を巡る計画だ。
 ホテルアークリッシュ豊橋(豊橋市)で働く大久保さんが夢だった飲食店経営について、高校時代からの友人・近藤さんに相談したことがきっかけで日本縦断を企画。オーストラリアや中・南米を旅してきた近藤さんも地元でゲストハウスの立ち上げを思い描いており、「日本を知りたい」と共に旅に出た。
 これまで北海道、青森、秋田など5道県で3000食弱のカレーを販売した。肉の旨味と野菜の甘みを感じる大久保さん手製の欧風カレーに、豊橋市の特産品うずら卵をのせた一品は、各地で完売となる人気ぶりだ。
 旅では全国でさまざまな人と出会い、その土地の歴史やご当地グルメ、特産品などをたずねて歩く。山形県では芋煮会に参加し、来店者のつてで地元のラジオや新聞で取り上げてもらうなど、地元民との心温まる交流も続けてきた。
 2人は「こんなに人の優しさに触れたことはない」と振り返る。キッチンカーには日本地図と世話になった企業や事業所のステッカーなどが並ぶ。
 10月末からカレーの仕込みや車のメンテナンスのため一時帰省。12日からまた南下をはじめ、冬場は沖縄で販売し、2月からは九州への北上を予定する。
 「夢を実現したいという思いが一層強くなった」と2人。「いろいろな食文化に触れ、食材をしっかり見て、自分の店につなげていきたい」(大久保さん)、「人との出会いが大事。さまざまなことを学び、感じ取りたい」(近藤さん)という。
 2人の活動は「カレーコミュニケーション」のツイッター、フェイスブック、インスタグラムなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で発信している。
(飯塚雪)

カレーライスを売りながら日本を縦断する大久保さん㊨と近藤さん=豊橋市牛川町で
カレーライスを売りながら日本を縦断する大久保さん㊨と近藤さん=豊橋市牛川町で

カテゴリー:社会・経済

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