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豊橋市資源化センター 2号炉も運転停止

 焼却炉1基(1号炉)が故障している豊橋市資源化センター(豊栄町)で12日、新たに2号炉が不具合のため運転を停止した。市が13日に発表した。原因調査はこれからで、復旧の時期は未定。同センターは主に家庭から出る「もやすごみ」を焼却処理しているが、3号炉1基だけの稼働となり、市は一部のごみを引き続き市廃棄物最終処分場(高塚町)に仮埋め立てする。
 たび重なる事態に、小木曽充彦環境部長は「市民生活に支障のないよう対応する」と述べるとともに、市民に一層のごみの減量、分別を呼び掛けている。
 市によると、12日午前4時半ごろ、2号炉の燃焼溶融炉上部で少量の蒸気漏れを運転管理をしている職員が巡視中に確認。その後、同7時20分ごろ、停止させた。被害や周辺環境への影響はなかった。
 燃焼溶融炉は1300度の高温になるため、市は7~10日程度の冷却後に原因調査などに入る。現状では、この炉を冷やすため周囲に配置されている冷却水配管から冷却水が漏れ、蒸気化したと推測する。
 市の担当者は「冷却水が漏れたのであれば、配管を溶接補修、取り替えるだけで済むので、1号炉のように長期停止には至らない」と話す。
 2号炉は6~7月にかけて点検しているが、異常はなく、水漏れも確認されなかったという。
 2号炉と同型の1号炉は今年3月24日、合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ごみを蒸し焼きにする熱分解ドラム本体も損傷。以後、停止している。復旧工事は計画通り進み、12月下旬の完了を予定。
 1号炉の故障を受け、2基のままでは収集した家庭ごみが資源化センターの収容場であふれるため、5月24日から一部のごみを市廃棄物最終処分場で仮埋め立てしている。
 仮埋め立てのごみは市民の協力により、10月末現在、当初計画していた量の約75%にとどまっており、市の担当者は「2号炉が今後40日以内で復旧すれば、当初の計画で仮埋め立てができる」とみる。ただ、40日を超えるような事態になれば、仮埋め立ての期間を延長することになる。
 仮埋め立てのごみは、炉の復旧後に同センターで焼却することになっている。
 センターで唯一稼働する3号炉は老朽化しているものの、安定稼働している。市の担当者は「さらに十分注意しながら運転を監視したい」と話している。
(中村晋也)

 焼却炉1基(1号炉)が故障している豊橋市資源化センター(豊栄町)で12日、新たに2号炉が不具合のため運転を停止した。市が13日に発表した。原因調査はこれからで、復旧の時期は未定。同センターは主に家庭から出る「もやすごみ」を焼却処理しているが、3号炉1基だけの稼働となり、市は一部のごみを引き続き市廃棄物最終処分場(高塚町)に仮埋め立てする。
 たび重なる事態に、小木曽充彦環境部長は「市民生活に支障のないよう対応する」と述べるとともに、市民に一層のごみの減量、分別を呼び掛けている。
 市によると、12日午前4時半ごろ、2号炉の燃焼溶融炉上部で少量の蒸気漏れを運転管理をしている職員が巡視中に確認。その後、同7時20分ごろ、停止させた。被害や周辺環境への影響はなかった。
 燃焼溶融炉は1300度の高温になるため、市は7~10日程度の冷却後に原因調査などに入る。現状では、この炉を冷やすため周囲に配置されている冷却水配管から冷却水が漏れ、蒸気化したと推測する。
 市の担当者は「冷却水が漏れたのであれば、配管を溶接補修、取り替えるだけで済むので、1号炉のように長期停止には至らない」と話す。
 2号炉は6~7月にかけて点検しているが、異常はなく、水漏れも確認されなかったという。
 2号炉と同型の1号炉は今年3月24日、合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ごみを蒸し焼きにする熱分解ドラム本体も損傷。以後、停止している。復旧工事は計画通り進み、12月下旬の完了を予定。
 1号炉の故障を受け、2基のままでは収集した家庭ごみが資源化センターの収容場であふれるため、5月24日から一部のごみを市廃棄物最終処分場で仮埋め立てしている。
 仮埋め立てのごみは市民の協力により、10月末現在、当初計画していた量の約75%にとどまっており、市の担当者は「2号炉が今後40日以内で復旧すれば、当初の計画で仮埋め立てができる」とみる。ただ、40日を超えるような事態になれば、仮埋め立ての期間を延長することになる。
 仮埋め立てのごみは、炉の復旧後に同センターで焼却することになっている。
 センターで唯一稼働する3号炉は老朽化しているものの、安定稼働している。市の担当者は「さらに十分注意しながら運転を監視したい」と話している。
(中村晋也)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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