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豊川のイオンモール 最短で4年後に完成

イオンモールが進出するスズキ跡地。建物は来年1月から解体される=豊川市白鳥町で
イオンモールが進出するスズキ跡地。建物は来年1月から解体される=豊川市白鳥町で

 大型商業施設イオンモールが進出する八幡地区のまちづくりに関する豊川市などによる説明会が24日夜、桜町地区市民館であり、イオンモール側は最短で4年後の2022年に施設を完成させる意向を明かした。
 完成時期を問う住民に、イオンモール開発本部の吉川浩司さんは「特に支障がなければ、最短で今から4年後に完成させたい。工事には1年半ほどかかります」と返答。計画地にあるスズキ工場の建物は来年1月7日から12月にかけて取り壊され、その後着工する流れとなる。
 住宅街や通学路がある桜町連区では交通渋滞や生活道路への進入を懸念する声が多く、市はこれまでの交通量予測を踏まえた対策を示した。豊橋や新城方面からの車には、計画地東側につながる篠束野口線への利用を促すため、国道1号や国道151号から早い段階で誘導させ、蒲郡や岡崎方面からの車が利用する交差点「穴田」の交通を分散し、住宅街への進入を防ぐ。
 また、計画地南西側から国道1号の「穴田」につながる蔵子線や、北側の姫街道と接続する東三河環状線の側道からアクセスするための道路拡幅などの改良も検討。市は「もう1本、国道1号からのアクセスが必要になると思う。公安などの機関と検討していきたい」と、蔵子線に加えて国道1号につなぐ新たな道路整備も検討する。市民病院の救急車対策として、現在は南側にしかない緊急車両の入り口を姫街道側の北側にも設ける方針も示した。
 これら交通対策に時間を要したことで、市は当初来年1月に予定していた用途地域変更を審議する都市計画審議会を、同年7月に延期する。
(由本裕貴)

 大型商業施設イオンモールが進出する八幡地区のまちづくりに関する豊川市などによる説明会が24日夜、桜町地区市民館であり、イオンモール側は最短で4年後の2022年に施設を完成させる意向を明かした。
 完成時期を問う住民に、イオンモール開発本部の吉川浩司さんは「特に支障がなければ、最短で今から4年後に完成させたい。工事には1年半ほどかかります」と返答。計画地にあるスズキ工場の建物は来年1月7日から12月にかけて取り壊され、その後着工する流れとなる。
 住宅街や通学路がある桜町連区では交通渋滞や生活道路への進入を懸念する声が多く、市はこれまでの交通量予測を踏まえた対策を示した。豊橋や新城方面からの車には、計画地東側につながる篠束野口線への利用を促すため、国道1号や国道151号から早い段階で誘導させ、蒲郡や岡崎方面からの車が利用する交差点「穴田」の交通を分散し、住宅街への進入を防ぐ。
 また、計画地南西側から国道1号の「穴田」につながる蔵子線や、北側の姫街道と接続する東三河環状線の側道からアクセスするための道路拡幅などの改良も検討。市は「もう1本、国道1号からのアクセスが必要になると思う。公安などの機関と検討していきたい」と、蔵子線に加えて国道1号につなぐ新たな道路整備も検討する。市民病院の救急車対策として、現在は南側にしかない緊急車両の入り口を姫街道側の北側にも設ける方針も示した。
 これら交通対策に時間を要したことで、市は当初来年1月に予定していた用途地域変更を審議する都市計画審議会を、同年7月に延期する。
(由本裕貴)

イオンモールが進出するスズキ跡地。建物は来年1月から解体される=豊川市白鳥町で
イオンモールが進出するスズキ跡地。建物は来年1月から解体される=豊川市白鳥町で

カテゴリー:社会・経済

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