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リアルな交通安全かかし 田原に登場

国道42号沿いに設置されたキャベツ農家のかかし=田原市赤羽根町で
国道42号沿いに設置されたキャベツ農家のかかし=田原市赤羽根町で

 田原市赤羽根町の国道42号沿いに、実物と見違えそうなリアルなかかしが登場した。交通安全を願って作られ「飲んだら乗るな! 飲むなら働け!」のフレーズを表現している。
 市内では今年、交通死亡事故が5件(5人)と多発し、市が交通死亡事故多発非常事態宣言を発令している。
 このため、田原地域交通安全活動推進委員の農業・鈴木達司さん(69)が、町内で「交通安全かかし」を作り、設置している設楽町津具の住民でつくる「チームTAKO」の代表・村松一志さん(57)にかかしの製作を依頼した。
 鈴木さんは、全国屈指の農業地帯・田原を支える豊川用水の恩恵に感謝し、村松さんら水源地・津具地区の住民と長く交流を続けており、村松さんも快諾した。
 交通安全の意識を高めるため、住民の目を引くかかしにしようと、村松さんらチームは、かかしを田原特産のキャベツを作る農家に見立てた。一升瓶を手に横たわっている夫に、妻が「働け!」と大根を持って怒っている様子を表した。
 25日、村村さんらチームのメンバーが田原市を訪れ、手際よく設置作業を進めた。実物大で一見「本物?」と思うほどの出来栄え。
 国道42号は死亡事故2件が発生した一方、多くのドライバーや歩行者らが通行し、かかしを目にする。村松さんは「田原で交通事故が1件でも少なくなれば」と願っている。
(中村晋也)

 田原市赤羽根町の国道42号沿いに、実物と見違えそうなリアルなかかしが登場した。交通安全を願って作られ「飲んだら乗るな! 飲むなら働け!」のフレーズを表現している。
 市内では今年、交通死亡事故が5件(5人)と多発し、市が交通死亡事故多発非常事態宣言を発令している。
 このため、田原地域交通安全活動推進委員の農業・鈴木達司さん(69)が、町内で「交通安全かかし」を作り、設置している設楽町津具の住民でつくる「チームTAKO」の代表・村松一志さん(57)にかかしの製作を依頼した。
 鈴木さんは、全国屈指の農業地帯・田原を支える豊川用水の恩恵に感謝し、村松さんら水源地・津具地区の住民と長く交流を続けており、村松さんも快諾した。
 交通安全の意識を高めるため、住民の目を引くかかしにしようと、村松さんらチームは、かかしを田原特産のキャベツを作る農家に見立てた。一升瓶を手に横たわっている夫に、妻が「働け!」と大根を持って怒っている様子を表した。
 25日、村村さんらチームのメンバーが田原市を訪れ、手際よく設置作業を進めた。実物大で一見「本物?」と思うほどの出来栄え。
 国道42号は死亡事故2件が発生した一方、多くのドライバーや歩行者らが通行し、かかしを目にする。村松さんは「田原で交通事故が1件でも少なくなれば」と願っている。
(中村晋也)

国道42号沿いに設置されたキャベツ農家のかかし=田原市赤羽根町で
国道42号沿いに設置されたキャベツ農家のかかし=田原市赤羽根町で

カテゴリー:社会・経済

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