豊川市高齢者大学の卒業式

　豊川市と豊川市老人クラブ連合会（杉浦正勝会長）主催の高齢者大学卒業式が29日、市文化会館で行われた。
　６月から半年間、市内の中学校区10区において、60歳以上の高齢者に全６回の講座を開講。史跡や施設見学、防災・防犯講座、医療に関する勉強会や手品教室など、校区ごとにカリキュラムが組まれ、５回以上受講した約３００人に卒業証書が贈られた。
　式典後には、ふくとみクリニック（御油町）の福富達也院長が「血管の若さを保とう～高血圧、糖尿病とうまくつき合うために～」と題して講演。食事や定期的な運動で循環器系の病気を防ぐ重要性を説明したのをはじめ、同院では「セルフコントロールシート」を活用し、日常の食事メニューを記録して看護師と面談し、主食の糖質を減らすといった対策を取っていることも紹介。
　「血管を若返らせるには有酸素運動が大切。１日30分を目標にやってほしい」と、立った状態でかかとを上げ下げしたり、肩を回すといった簡単な運動も参加者全員で実践した。
（由本裕貴)