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東三河4大学で「モグジョブ」

ランチをしながら仕事について話す企業担当者と学生=豊橋創造大学で
ランチをしながら仕事について話す企業担当者と学生=豊橋創造大学で

 地元の大学生と企業で働く人が学食で気軽に交流できる「モグジョブ」が東三河にある4大学で行われている。学生たちと企業の役員、採用担当らがランチをしながら、仕事の魅力についてざっくばらんに話す全国的にも珍しい取り組みで、中小企業の人材不足や新卒者の早期離職を招く雇用のミスマッチを防ぐことに期待がかかる。
 「冒険したい人はぜひうちへ」-。豊橋市の銅製部品製造業「ナツメ」の夏目喬之取締役常務は、ランチの最後をこう締めくくった。豊橋創造大学経営学部の男子学生たちに向け、仕事はノルマもマニュアルもなく、「イマジネーションを発揮できる職種。機械をいじるには幅広い知識が必要なので、理系でなくても大丈夫」などと説明。起業を夢見る学生に対しては、具体的なアドバイスもした。
 モグジョブは、東三河の求人サイトを運営するタスキ(豊橋市)と豊橋商工会議所が業務提携して実施する。学生は、ランチをもぐもぐ食べながら企業で働く人から仕事(ジョブ)を学べる一方、企業側は知名度アップにつながる。学生はスマートフォン、パソコンから登録し、企業の強みや働き方などのテーマ、業種を選択するとマッチングされる。当日まで社名は明かされない。
 11月27~29日の3日間、豊橋市牛川町の豊橋創造大学で初めて行われたモグジョブには、学生24人と企業6社が参加。夏目さんとのランチを楽しんだ農業関係を志望する経営学部3年・大林利之さん(23)は「親身になって話を聞いてくれて、いろいろな業種に目を向けてみたいと思った」、ものづくりに興味がある同・鈴木龍矢さん(21)は「質問もしやすく、この会社を受けてみたいと思った」など、前向きな意見が相次いだ。
 夏のプレイベントを含め、これまで豊橋技術科学、愛知、愛知工科の3大学で約120人の学生が、企業40社とマッチングした。企業側も学生が求めるニーズの把握につながっているという。今後も各大学で定期的に開催する予定。
(飯塚雪)

 地元の大学生と企業で働く人が学食で気軽に交流できる「モグジョブ」が東三河にある4大学で行われている。学生たちと企業の役員、採用担当らがランチをしながら、仕事の魅力についてざっくばらんに話す全国的にも珍しい取り組みで、中小企業の人材不足や新卒者の早期離職を招く雇用のミスマッチを防ぐことに期待がかかる。
 「冒険したい人はぜひうちへ」-。豊橋市の銅製部品製造業「ナツメ」の夏目喬之取締役常務は、ランチの最後をこう締めくくった。豊橋創造大学経営学部の男子学生たちに向け、仕事はノルマもマニュアルもなく、「イマジネーションを発揮できる職種。機械をいじるには幅広い知識が必要なので、理系でなくても大丈夫」などと説明。起業を夢見る学生に対しては、具体的なアドバイスもした。
 モグジョブは、東三河の求人サイトを運営するタスキ(豊橋市)と豊橋商工会議所が業務提携して実施する。学生は、ランチをもぐもぐ食べながら企業で働く人から仕事(ジョブ)を学べる一方、企業側は知名度アップにつながる。学生はスマートフォン、パソコンから登録し、企業の強みや働き方などのテーマ、業種を選択するとマッチングされる。当日まで社名は明かされない。
 11月27~29日の3日間、豊橋市牛川町の豊橋創造大学で初めて行われたモグジョブには、学生24人と企業6社が参加。夏目さんとのランチを楽しんだ農業関係を志望する経営学部3年・大林利之さん(23)は「親身になって話を聞いてくれて、いろいろな業種に目を向けてみたいと思った」、ものづくりに興味がある同・鈴木龍矢さん(21)は「質問もしやすく、この会社を受けてみたいと思った」など、前向きな意見が相次いだ。
 夏のプレイベントを含め、これまで豊橋技術科学、愛知、愛知工科の3大学で約120人の学生が、企業40社とマッチングした。企業側も学生が求めるニーズの把握につながっているという。今後も各大学で定期的に開催する予定。
(飯塚雪)

ランチをしながら仕事について話す企業担当者と学生=豊橋創造大学で
ランチをしながら仕事について話す企業担当者と学生=豊橋創造大学で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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