小坂井高校で人権講話
「前向きな言葉大切」がん闘病者の工藤さん
豊川市の県立小坂井高校(高畑尚弘校長)は3日、人権週間に合わせた人権講話を開催した。全校生徒876人と父母らを対象に、がんで余命1カ月と宣告されながら奇跡的な回復を果たした工藤房美さん(60)が「遺伝子スイッチ・オンの奇跡」と題して講演し、常に前向きな姿勢で取り組む大切さを説いた。
工藤さんは48歳の時に子宮頸がんと診断され、進行度から医師には余命1カ月と宣告された。大変な痛みを伴う放射線治療で入院中、筑波大学名誉教授の村上和雄さんの著書「生命の暗号」を読み「一人の人間が生まれてくるのは70兆分の1の奇跡」「人間のDNAで働いているのは5%足らず」などの記述に感銘を受けた。
「自分や家族だけでなく、周りの人や世界中の人までも愛おしく感じるようになった」。自分自身の細胞を奮い立たす意味で、体に「ありがとう」と何度も言葉をかけていると、不思議なことに放射線治療では痛みを感じなくなった。また、がんが転移していた肺や肝臓の抗がん剤治療にも前向きな言葉を口に出し続けて臨んだ結果、余命宣告から10カ月後にがんが消滅したという。
完治した後は村上さんの後押しもあり、自身の体験談をつづった「遺伝子スイッチ・オンの奇跡『ありがとう』を十万回唱えたらガンが消えました!」を出版。熊本県でカレーハウスを経営しながら、国内各地で講演活動を行っている。
生徒らには「人間には無限大の力がある。それを発揮して夢や目標を叶えていってほしい。プラスな言葉と感謝の気持ちを持っていれば、どんな願いでも必ず叶うんです」と呼び掛けた。
(由本裕貴)
「前向きな言葉大切」がん闘病者の工藤さん
豊川市の県立小坂井高校(高畑尚弘校長)は3日、人権週間に合わせた人権講話を開催した。全校生徒876人と父母らを対象に、がんで余命1カ月と宣告されながら奇跡的な回復を果たした工藤房美さん(60)が「遺伝子スイッチ・オンの奇跡」と題して講演し、常に前向きな姿勢で取り組む大切さを説いた。
工藤さんは48歳の時に子宮頸がんと診断され、進行度から医師には余命1カ月と宣告された。大変な痛みを伴う放射線治療で入院中、筑波大学名誉教授の村上和雄さんの著書「生命の暗号」を読み「一人の人間が生まれてくるのは70兆分の1の奇跡」「人間のDNAで働いているのは5%足らず」などの記述に感銘を受けた。
「自分や家族だけでなく、周りの人や世界中の人までも愛おしく感じるようになった」。自分自身の細胞を奮い立たす意味で、体に「ありがとう」と何度も言葉をかけていると、不思議なことに放射線治療では痛みを感じなくなった。また、がんが転移していた肺や肝臓の抗がん剤治療にも前向きな言葉を口に出し続けて臨んだ結果、余命宣告から10カ月後にがんが消滅したという。
完治した後は村上さんの後押しもあり、自身の体験談をつづった「遺伝子スイッチ・オンの奇跡『ありがとう』を十万回唱えたらガンが消えました!」を出版。熊本県でカレーハウスを経営しながら、国内各地で講演活動を行っている。
生徒らには「人間には無限大の力がある。それを発揮して夢や目標を叶えていってほしい。プラスな言葉と感謝の気持ちを持っていれば、どんな願いでも必ず叶うんです」と呼び掛けた。
(由本裕貴)