豊橋で松下由樹さんが新春ドラマ撮影

　名古屋市出身の女優・松下由樹さんが主演する東海テレビ開局60周年を記念した新春ドラマ「ただいま　大須商店街」の撮影が４、５の両日、豊橋市公会堂で行われた。エキストラ集めに定評のある豊橋市内のロケとあり、平日にも関わらず５日には延べ２５０人の市民が撮影に協力し盛り上げた。
　物語は27年ぶりにふるさと大須に戻ってきたシングルマザーの主人公・松田久美子（松下さん）が、岡崎市出身の平泉成さん演じる父との確執や、大須商店街に開発計画が持ち上がる中で、改めて地元の魅力を再発見するオリジナルストーリー。
　２日間の日程で行われた豊橋ロケでは、物語のクライマックスシーンも撮影された。
　４日夜には、佐原光一市長がロケ現場を訪問し、豊橋市産の糖度の高いミニトマト「クレア」を届け、松下さんを激励。松下さんにとっては、３月の「ええじゃないか とよはし映画祭」、11月の同ドラマ撮影に次ぐ３度目の豊橋訪問。「ものづくりに対して積極的なまち。活気を感じます」と豊橋の印象について語り、ドラマについては「どこの地域の人が見ても心の中のふるさとを思い出せる、とても温かなドラマです」とアピールした。
　ドラマは来年１月２日午後２時から、東海テレビで放送される。
（飯塚雪）