来年3月の豊根村長選 現職伊藤氏が出馬表明

　任期満了に伴う豊根村村長選挙（３月19日告示、24日投開票）に現職の伊藤実氏（68）＝２期＝が７日、３選を目指して出馬する意向を明らかにした。「いつまでも住み続けたい村として日本一の古里を作りたい」と決意を語った。
　この日開会した村議会第４回定例会で新木久登氏の一般質問で答えた。「今後高齢化、人口減少、財政ひっ迫など非常に厳しい状況が続くと思う。私の仕事はまだまだ道半ば。今日までを糧として３期目を目指して行きたい」と語った。
　伊藤氏は村役場職員、副村長を歴任して２０１１年に初当選。２期目３年８カ月の村政について「小さい村ならではの温かく助け合いながら、みんなで力を合わせた村づくりができた」と総括。住環境づくり、観光振興、道路整備などの事業を着実に進められたことを挙げた。
　３期目に望む意気込みについて「第６次総合計画を着実に進めていく。地域を支える人づくり、人材支援と教育の充実、防災対策、行財政改革を進めていきたい」と語った。
　同村の村長任期は来年２月６日だが、次回の村長選挙は村議選と同じ日程で行われる。公職選挙法の特例を適用する。
（安藤聡）