宝陵高校で体験発表会
豊川市の県立宝陵高校(鈴木眞成校長)の体験発表会が20日、市文化会館中ホールであり、全校生徒や家族ら約400人が来場した。福祉科、衛生看護科の3年生たちは、3年間で学んだ成果を寸劇などを通して発表した。
福祉科は3年間で52日間という老人介護施設などでの介護実習を振り返り、代表生徒が学んだり感じたことを発表した。
熊谷真琳(まりん)さんは、車いすで生活を送る高齢女性との交流から、介護福祉分野ではケアマネジメントに先立って行う評価や査定を意味する「アセスメント」の重要性について発表。クラスメイトが寸劇で女性とのやり取りを再現する中、「好きなことを行うことで離床時間が増え、生活意欲が向上する」を目標に取り組み、失敗から女性への提案も修正したことも挙げて「アセスメントが不十分な計画を無理に行うと、生活意欲の低下も招くことが分かった」と報告した。
この他、利用者とのレクリエーションで実施した、音楽に合わせて体を動かす「宝陵体操」も披露した他、衛生看護科も金田操奎さんが専門高等学校生徒体験発表で佳作に選ばれた体験文「余命を生きること」を発表したり、神谷真叶さんらによる「がん教育を受けて」の学科発表もあった。
福祉科2年による恒例の手話発表では、AKB48の「365日の紙飛行機」を歌った。来場者も「飛んでゆけ」「飛んでみよう」の部分を一緒に手話で表現した。1年生のボランティア報告や意見発表、専攻科2年の西山紗矢音さんによる看護研究発表も行われた。
(由本裕貴)
豊川市の県立宝陵高校(鈴木眞成校長)の体験発表会が20日、市文化会館中ホールであり、全校生徒や家族ら約400人が来場した。福祉科、衛生看護科の3年生たちは、3年間で学んだ成果を寸劇などを通して発表した。
福祉科は3年間で52日間という老人介護施設などでの介護実習を振り返り、代表生徒が学んだり感じたことを発表した。
熊谷真琳(まりん)さんは、車いすで生活を送る高齢女性との交流から、介護福祉分野ではケアマネジメントに先立って行う評価や査定を意味する「アセスメント」の重要性について発表。クラスメイトが寸劇で女性とのやり取りを再現する中、「好きなことを行うことで離床時間が増え、生活意欲が向上する」を目標に取り組み、失敗から女性への提案も修正したことも挙げて「アセスメントが不十分な計画を無理に行うと、生活意欲の低下も招くことが分かった」と報告した。
この他、利用者とのレクリエーションで実施した、音楽に合わせて体を動かす「宝陵体操」も披露した他、衛生看護科も金田操奎さんが専門高等学校生徒体験発表で佳作に選ばれた体験文「余命を生きること」を発表したり、神谷真叶さんらによる「がん教育を受けて」の学科発表もあった。
福祉科2年による恒例の手話発表では、AKB48の「365日の紙飛行機」を歌った。来場者も「飛んでゆけ」「飛んでみよう」の部分を一緒に手話で表現した。1年生のボランティア報告や意見発表、専攻科2年の西山紗矢音さんによる看護研究発表も行われた。
(由本裕貴)