蒲郡で千賀、伊藤両選手の野球教室

　蒲郡市出身でプロ野球福岡ソフトバンクホークス千賀滉大投手（25）と、中日ドラゴンズの伊藤康祐外野手（18）による少年野球教室が23日、蒲郡公園グラウンド野球場で開かれた。市内のスポーツ少年団８チームの65人に千賀選手は投球、伊藤選手は捕球の基本技術を指導した。
　教室は市が企画。千賀投手が昨年に市の観光大使に任命されて行ったのをきっかけに２年連続で開催。野手の技術も学んでもらおうと伊藤外野手を誘い合わせた。
　千賀投手はピッチャーを務める児童たちにフォームの大切さを指導。「小学生は体が柔らかいから崩れていても投げられるが、軸足や顔の向きを固定する必要がある」とし、「踏み込んだ足の位置と体を移動させるためには投球する隣に１人立ってもらったほうがうまくいくよ」とアドバイスした。
　伊藤外野手はゴロやフライの捕球法で「打球をしっかりと見てフライの球は捕る瞬間にグローブを出して」と指導した。
　両選手とも各チーム代表の投手とバッティング対決も行った。
　最後に千賀投手は「教室で学んだことを小学校や中学校でのプレーに生かして」と児童たちを励まし、伊藤外野手は「私も児童たちも千賀投手の背中を追いかけて頑張りましょう」と意気込んだ。
　教室後、千賀投手は来季について「ケガをせずに１シーズンしっかり戦えるようにしたい。日本一連覇を目標にチームから必要とされる存在になりたい」と報道陣の質問に答えた。
（安藤聡）