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2018回顧 田原市

カテゴリー:特集

ララグランの商業施設とまちなか広場のオープンを祝って行われたテープカット=三河田原駅前で(6月3日撮影)
ララグランの商業施設とまちなか広場のオープンを祝って行われたテープカット=三河田原駅前で(6月3日撮影)

全国的なビッグイベント開催

 2018(平成30)年が間もなく幕を閉じる。災害が多い年で、東三河にも台風が相次いで襲来し、被害を及ぼした。田原市は、全国的なビッグイベントが開催され、集客と同時にまちの知名度向上につながった。一方、まちのにぎわいづくり、防災、医療などの対策が進められた。東三河のこの1年を振り返る。

 記録的な暑さとなった今年の夏。残暑厳しい9月中旬(15日~22日)には、赤羽根町のロングビーチを会場に世界最高峰のサーフィン大会「2018アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」(国際サーフィン連盟=ISA=主催)が開かれた。
 42カ国、197人が出場。日本が国別の総合成績で金メダルを獲得した。各国トップレベルの選手らの熱戦が繰り広げられ、期間中は大勢の人が観戦した。
 秋には、各地の丼料理が集まり「第10回全国丼サミットinたはら2018」がサンテパルクたはらで開催された。8県の団体が自慢の丼17品を出展、開催地・田原市のミニ丼も並んだ。2日間で約5万7000人が来場した。
 山下政良市長は「大きなイベントが重なり、元気な渥美半島を感じるかもしれないが、これはとっかかり。次からどうするのか、これが元気な渥美半島につながる」と話す。
 また、今年の熱い夏に市は小・中学校、保育園へのエアコン導入を決め、来年夏までの設置に向けて準備を進めている。
 台風は12・21・24号が接近し、全国有数の農業地帯・渥美半島に打撃。農業関連被害は夏の台風12号で約14億円、秋の台風24号で約10億円の計約24億円に上った。
 渥美半島の玄関口・渥美線三河田原駅には、新たな交流拠点「LaLaGran(ララグラン)」が完成し、商業施設とまちなか広場が6月3日にオープンした。
 中心市街地と渥美半島の活性化を目指す同駅前工場跡地活用事業として、田原市と、中心市街地のまちづくりに取り組む第3セクター「あつまるタウン田原」が整備した。来年春には、親子交流施設が誕生する計画だ。
 防災では、津波による被害が想定される太平洋側、堀切地区に津波避難マウンドが完成し、10月1日、記念式典が開かれた。旧市立堀切小学校跡地に市が整備し、頂上部分は標高15㍍に達し、避難場所は広さ約850平方㍍となる。
 南海トラフ地震発生時、35分後に津波がマウンドの9㍍の高さまで来ると予測されている。
 このほか、医師空白地帯となっていた赤羽根地域に4月1日、待望の赤羽根診療所が公設民営で開設され、住民に安心感をもたらした。
(中村晋也)

全国的なビッグイベント開催

 2018(平成30)年が間もなく幕を閉じる。災害が多い年で、東三河にも台風が相次いで襲来し、被害を及ぼした。田原市は、全国的なビッグイベントが開催され、集客と同時にまちの知名度向上につながった。一方、まちのにぎわいづくり、防災、医療などの対策が進められた。東三河のこの1年を振り返る。

 記録的な暑さとなった今年の夏。残暑厳しい9月中旬(15日~22日)には、赤羽根町のロングビーチを会場に世界最高峰のサーフィン大会「2018アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」(国際サーフィン連盟=ISA=主催)が開かれた。
 42カ国、197人が出場。日本が国別の総合成績で金メダルを獲得した。各国トップレベルの選手らの熱戦が繰り広げられ、期間中は大勢の人が観戦した。
 秋には、各地の丼料理が集まり「第10回全国丼サミットinたはら2018」がサンテパルクたはらで開催された。8県の団体が自慢の丼17品を出展、開催地・田原市のミニ丼も並んだ。2日間で約5万7000人が来場した。
 山下政良市長は「大きなイベントが重なり、元気な渥美半島を感じるかもしれないが、これはとっかかり。次からどうするのか、これが元気な渥美半島につながる」と話す。
 また、今年の熱い夏に市は小・中学校、保育園へのエアコン導入を決め、来年夏までの設置に向けて準備を進めている。
 台風は12・21・24号が接近し、全国有数の農業地帯・渥美半島に打撃。農業関連被害は夏の台風12号で約14億円、秋の台風24号で約10億円の計約24億円に上った。
 渥美半島の玄関口・渥美線三河田原駅には、新たな交流拠点「LaLaGran(ララグラン)」が完成し、商業施設とまちなか広場が6月3日にオープンした。
 中心市街地と渥美半島の活性化を目指す同駅前工場跡地活用事業として、田原市と、中心市街地のまちづくりに取り組む第3セクター「あつまるタウン田原」が整備した。来年春には、親子交流施設が誕生する計画だ。
 防災では、津波による被害が想定される太平洋側、堀切地区に津波避難マウンドが完成し、10月1日、記念式典が開かれた。旧市立堀切小学校跡地に市が整備し、頂上部分は標高15㍍に達し、避難場所は広さ約850平方㍍となる。
 南海トラフ地震発生時、35分後に津波がマウンドの9㍍の高さまで来ると予測されている。
 このほか、医師空白地帯となっていた赤羽根地域に4月1日、待望の赤羽根診療所が公設民営で開設され、住民に安心感をもたらした。
(中村晋也)

ララグランの商業施設とまちなか広場のオープンを祝って行われたテープカット=三河田原駅前で(6月3日撮影)
ララグランの商業施設とまちなか広場のオープンを祝って行われたテープカット=三河田原駅前で(6月3日撮影)

カテゴリー:特集

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