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90歳の朝倉さん画集発刊

画集を手にする朝倉さん=豊橋市内で
画集を手にする朝倉さん=豊橋市内で

 58歳から約30年間にわたって絵を学んできた、豊橋市瓦町の朝倉しず江さん(90)による画集「58歳から暮らしの中で絵を学ぶ」が、市内のこれから出版から発刊された。コツコツと続けてきた画業を1冊で振り返っている。
 朝倉さんは1928年3月、田原市(当時の赤羽根町)生まれ。独身時代は豊橋市内の小学校で教壇に立っていたが、21歳で結婚し退職。夫の創業した「朝光テープ」で工場などの仕事に携わってきた。58歳で子育てが一段落したのを機に、家業優先を条件にNHK文化センターで油彩を習い始め、85歳まで週1回の教室に熱心に通い続けた。これまでにNHK文化センターNHK美術大賞に3回入選、上野の森美術館「日本の自然を描く」公募展に12回入選している。
 これまでに描いた95作品をほとんど自宅に保管していたことから、画集として作品をまとめることに。今年5月から編集作業を開始、膨大な作品の中から収録するものを選び、改めて朝倉さんがコメントを付けた。
 画集には、モデルや身内などを描いた人物画をはじめ、花や人形、グラスなどの静物、幾たびも通った教会、70歳の時に教室の旅行で訪れたフランスの情景、夫と共に何度も足を運んだ浜名湖の風景、奥三河の花祭やガラ紡などを題材にした作品が納められている。「きれいでにごらない色を意識した」という油彩画作品を中心に、丁寧に描いたスケッチなども載せている。
 86歳で黄斑変性症のため視力が弱くなり、絵を描くことが難しくなってきた朝倉さん。自宅に飾られた大作を前に、「30年間作品をためておいたお陰で1冊にすることができてよかった。人におもねず、素人ながら自分の好きな物を好きなように描き続けてきた。絵が縁で知り合いも増えた」と力を注いだ活動を振り返った。
 画集は縦25㌢×横26㌢で、100㌻。精文館書店本店、豊川堂本店、これから出版で4000円(税別)で販売中。
(田中博子)

 58歳から約30年間にわたって絵を学んできた、豊橋市瓦町の朝倉しず江さん(90)による画集「58歳から暮らしの中で絵を学ぶ」が、市内のこれから出版から発刊された。コツコツと続けてきた画業を1冊で振り返っている。
 朝倉さんは1928年3月、田原市(当時の赤羽根町)生まれ。独身時代は豊橋市内の小学校で教壇に立っていたが、21歳で結婚し退職。夫の創業した「朝光テープ」で工場などの仕事に携わってきた。58歳で子育てが一段落したのを機に、家業優先を条件にNHK文化センターで油彩を習い始め、85歳まで週1回の教室に熱心に通い続けた。これまでにNHK文化センターNHK美術大賞に3回入選、上野の森美術館「日本の自然を描く」公募展に12回入選している。
 これまでに描いた95作品をほとんど自宅に保管していたことから、画集として作品をまとめることに。今年5月から編集作業を開始、膨大な作品の中から収録するものを選び、改めて朝倉さんがコメントを付けた。
 画集には、モデルや身内などを描いた人物画をはじめ、花や人形、グラスなどの静物、幾たびも通った教会、70歳の時に教室の旅行で訪れたフランスの情景、夫と共に何度も足を運んだ浜名湖の風景、奥三河の花祭やガラ紡などを題材にした作品が納められている。「きれいでにごらない色を意識した」という油彩画作品を中心に、丁寧に描いたスケッチなども載せている。
 86歳で黄斑変性症のため視力が弱くなり、絵を描くことが難しくなってきた朝倉さん。自宅に飾られた大作を前に、「30年間作品をためておいたお陰で1冊にすることができてよかった。人におもねず、素人ながら自分の好きな物を好きなように描き続けてきた。絵が縁で知り合いも増えた」と力を注いだ活動を振り返った。
 画集は縦25㌢×横26㌢で、100㌻。精文館書店本店、豊川堂本店、これから出版で4000円(税別)で販売中。
(田中博子)

画集を手にする朝倉さん=豊橋市内で
画集を手にする朝倉さん=豊橋市内で

カテゴリー:社会・経済

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