2018 社会回顧

痛ましい事件事故続いた下半期

　今年の下半期は、夏場の水難事故や交通事故、火事などで若い世代、幼い子どもが犠牲となった。師走に入っても、殺人や中学生が亡くなる交通事など痛ましい事件事故が続いた。

　【７月】５日朝、豊橋市野依町の交差点で自転車に乗った中学１年男子生徒（13）が大型トラックと衝突して死亡。

　【８月】１日、田原市伊良湖町の恋路ケ浜で豊橋市の男子大学生（21）がおぼれて死亡▽新城市内の豊川で水難事故が連続発生。11日に豊橋市の男性会社員（18）、14日には岡崎市の中学２年男子生徒（14）が流され死亡▽30日夜、豊川市佐奈川町の路上で女子高校生（16）が男に刃物のようなもので脅され現金を奪われ、９月10日にも牛久保町で女子高校生（17）が襲われる連続路上強盗事件が発生。

　【９～10月】28日朝、豊橋市吉川町で豊鉄バスが自転車との衝突を避けようと急ブレーキをかけ、乗客の小学生４人が軽傷を負った▽30日に最接近した台風24号に伴い豊川（とよがわ）が増水した際、豊橋市が水門・扉の開閉指示をせず大村町で浸水被害が発生。12月、市は管理体制に問題があったとして副市長らを懲戒処分、最高責任者として市長は来年１月分の給料を10％減額する。

　【11月】１日、田原市が２０１４（平成26）年以来となる「交通死亡事故多発非常事態宣言」を発令▽23日、蒲郡市金平町の民家から出火し２歳の長女死亡▽26日、豊橋市西七根町のビニールハウスタンク配管から重油約７００㍑流出。

　【12月】14日未明、豊橋市新西浜町で男女５人が乗るワゴン車が電柱にぶつかり市内の女子中学生（14）ら３人が死傷、逃走していた運転手のフィリピン人少年（18）を豊橋署が逮捕▽17日、豊川市豊が丘町でブラジル人女性（40）の遺体が見つかる。行方不明だった夫（48）が５日後に豊川署へ出頭し、殺人容疑で逮捕▽現金送付型特殊詐欺が連続発生。田原市内の70歳代男性が現金３１００万円、豊橋市内では50歳代女性が現金２９００万円、80歳代男性が１１２１万円をだましとられた▽26日、22年前に豊川市牛久保駅通５の自宅で夫を刺殺したとして、殺人の罪に問われていた妻（79）に名古屋地裁は懲役５年（求刑懲役８年）を言い渡した。20年以上も自宅の和室に白骨化した夫の遺体を遺棄していた特異な事件で、同容疑者は夫から暴力を受けていたと証言していた▽27日、豊橋市内の市立中学校長（58）が勤務中に飲酒していた疑いがあることを市教委が発表。