元ソフトバンク・城所さんが古巣訪問

　豊川市一宮町出身で、昨季限りで現役を引退した元プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの城所龍磨さん（33）が、１日に豊津町内の豊川河川敷グラウンドで行われた古巣の三河一宮ブラタイボーイズの元旦練習に来訪した。
　部員14人をはじめ、ＯＢの中高生ら約70人が参加する中、城所さんはノックやピッチング、試合形式の練習などで交流。２０１６年の交流戦ではＭＶＰに輝いた城所さんは、得意のバットコントロールとパワーを後輩たちに見せつけた。最後は指導者や父母らとも一緒に記念撮影やサイン会で触れ合い、チームから記念バットと花束が贈られると笑みがこぼれた。
　ブラタイボーイズは近年は部員が少なく、公式戦は他チームとの合同で出場する機会が多いが、現役時代から毎年正月に帰省するタイミングで訪れてくれた城所さんの激励を胸に、逆境を乗り越えてきた。ユニフォームのデザインも城所さんがプロ一筋でプレーしたホークスをモデルにするなど、一心同体で戦ってきた。
　子どもたちに「目標や夢を持って野球に取り組んでほしい」と言葉を贈った城所さん。今後はホークスの球団職員として、少年野球のコーチなども行いながら野球の底辺拡大に貢献していく。
（由本裕貴）