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2019年の東三河⑤田原市

カテゴリー:特集

ララグランで建設中の親子交流施設「すくっと」=三河田原駅まで
ララグランで建設中の親子交流施設「すくっと」=三河田原駅まで

親子交流施設が誕生へ

 田原市は今春、まちの顔、渥美線三河田原駅前で進められている交流拠点「ララグラン」の整備が完了する。任期満了に伴う市議選(定数18)の告示が20日に迫るほか、4月の統一地方選では市長選。1期目の山下市政4年が問われ、新時代のかじ取り役を決める。今年は、飛躍への新たな一歩を踏み出す節目の年になりそうだ。
 いよいよ今春、ララグランに最後の施設として親子交流施設が誕生する。
 ララグランは、三河田原駅前工場跡地活用事業として、田原市と、中心市街地のまちづくりに取り組む第3セクター「あつまるタウン」が整備。中心市街地と渥美半島の活性化を目指している。昨年6月、商業施設、まちなか広場がオープンした。
 親子交流施設は、市が建設中の子育て世代のための施設。遊びや活動ができ、子育てに関する公共サービスを提供する場で、昨年11月下旬、愛称が公募で「すくっと」に決定した。
 4億4712万円をかけて整備し、「子育て世代の安心とうるおい(安らぎ・賑(にぎ)わい)が創出できる施設」をコンセプトに子育て世代が交流できる場にする。
 計画によると、2階建て延べ1480平方㍍で、幅広い世代が交流、活動できるスペースやカルチャールーム、大屋根を設けた広場、大型遊具、ボルダリングなどを設け、雨の日でも遊べるようにする。
 妊産婦相談室や子育て支援ルームなども備え、安定して子育てができるよう妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援体制も整える。
 新たな人の流れ、交流を生み出す施設として期待されている。
 教育環境の充実では、他の自治体同様にエアコンの設置を進める。小学校18校と中学校5校の普通教室、保育園18園の保育室などへ導入し、暑くなる夏までの設置完了を目指している。
 合わせて、数年前から実施している小・中学校トイレの洋式化を加速させる。新年度中にも完了させる方針だ。
 また、新年度から市立伊良湖岬中学校が福江中学校に統合される。
 防災面では、昨年、太平洋に面した堀切地区に津波避難マウンドを整備したのに続き、小中山地区で津波避難対策などに乗り出す。
 一方、間もなく市議選が告示され、春には市長選を控える。今後の田原市のまちづくりに関わるだけに、市民にとっては4年に1度の大事な年となる。
 市議選は今のところ、現職14人、新人7人の計21人が立候補を予定する。前回は無投票だったが、選挙戦の公算が大きい。市長選は、これまでに立候補を表明しているのが現職の山下市長のみ。現時点では、ほかに表立った動きはない。(おわり)
(中村晋也)

親子交流施設が誕生へ

 田原市は今春、まちの顔、渥美線三河田原駅前で進められている交流拠点「ララグラン」の整備が完了する。任期満了に伴う市議選(定数18)の告示が20日に迫るほか、4月の統一地方選では市長選。1期目の山下市政4年が問われ、新時代のかじ取り役を決める。今年は、飛躍への新たな一歩を踏み出す節目の年になりそうだ。
 いよいよ今春、ララグランに最後の施設として親子交流施設が誕生する。
 ララグランは、三河田原駅前工場跡地活用事業として、田原市と、中心市街地のまちづくりに取り組む第3セクター「あつまるタウン」が整備。中心市街地と渥美半島の活性化を目指している。昨年6月、商業施設、まちなか広場がオープンした。
 親子交流施設は、市が建設中の子育て世代のための施設。遊びや活動ができ、子育てに関する公共サービスを提供する場で、昨年11月下旬、愛称が公募で「すくっと」に決定した。
 4億4712万円をかけて整備し、「子育て世代の安心とうるおい(安らぎ・賑(にぎ)わい)が創出できる施設」をコンセプトに子育て世代が交流できる場にする。
 計画によると、2階建て延べ1480平方㍍で、幅広い世代が交流、活動できるスペースやカルチャールーム、大屋根を設けた広場、大型遊具、ボルダリングなどを設け、雨の日でも遊べるようにする。
 妊産婦相談室や子育て支援ルームなども備え、安定して子育てができるよう妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援体制も整える。
 新たな人の流れ、交流を生み出す施設として期待されている。
 教育環境の充実では、他の自治体同様にエアコンの設置を進める。小学校18校と中学校5校の普通教室、保育園18園の保育室などへ導入し、暑くなる夏までの設置完了を目指している。
 合わせて、数年前から実施している小・中学校トイレの洋式化を加速させる。新年度中にも完了させる方針だ。
 また、新年度から市立伊良湖岬中学校が福江中学校に統合される。
 防災面では、昨年、太平洋に面した堀切地区に津波避難マウンドを整備したのに続き、小中山地区で津波避難対策などに乗り出す。
 一方、間もなく市議選が告示され、春には市長選を控える。今後の田原市のまちづくりに関わるだけに、市民にとっては4年に1度の大事な年となる。
 市議選は今のところ、現職14人、新人7人の計21人が立候補を予定する。前回は無投票だったが、選挙戦の公算が大きい。市長選は、これまでに立候補を表明しているのが現職の山下市長のみ。現時点では、ほかに表立った動きはない。(おわり)
(中村晋也)

ララグランで建設中の親子交流施設「すくっと」=三河田原駅まで
ララグランで建設中の親子交流施設「すくっと」=三河田原駅まで

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