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豊橋の普門寺で消防訓練

消火器の日付などを確認する同市消防職員=豊橋市雲谷町の普門寺で
消火器の日付などを確認する同市消防職員=豊橋市雲谷町の普門寺で

 文化財防火デー(26日)を前に18日、国指定有形文化財を所蔵する豊橋市雲谷町の普門寺で消防訓練が行われ、貴重な文化財を守ろうと、消防署員や寺関係者ら約30人が真剣に取り組んだ。
 同寺は、平安時代に作られた木造釈迦如来坐像や銅鏡など国指定有形文化財8点と県指定の仏像などが安置され、市内の寺で随一の収蔵点数を誇る。
 訓練は、木造阿弥陀如来坐像(市指定有形文化財)のある客殿から出火したとの想定で行われ、近くの谷川保育園年長園児たち26人が見学する中、檀家らが火を発見、通報し、初期消火などの手順を確認した。通報で駆け付けた消防署員と消防団員が、ホースで一斉放水した。
 訓練後には防火査察もあり、客殿から100㍍ほど離れた防火コンクリート造りの収蔵庫内を、消防本部予防課と中部電力の職員らが、消火器の状態やコンセントにほこりがたまっていないか、電気設備などを確認していった。
 林義将副住職(30)は「寺では、ろうそくやお線香を使う機会も多い。注意を払ってはいるが、有事の際には訓練を生かし、国、地域の宝を守っていきたい」と話し、佐藤司二川出張所長は「きょうの訓練をきっかけに、一層火災予防に取り組んでいただきたい」と呼び掛けた。
 市消防本部は21~24日、文化財を保有する神社仏閣24カ所でも査察を行う。
(飯塚雪)

 文化財防火デー(26日)を前に18日、国指定有形文化財を所蔵する豊橋市雲谷町の普門寺で消防訓練が行われ、貴重な文化財を守ろうと、消防署員や寺関係者ら約30人が真剣に取り組んだ。
 同寺は、平安時代に作られた木造釈迦如来坐像や銅鏡など国指定有形文化財8点と県指定の仏像などが安置され、市内の寺で随一の収蔵点数を誇る。
 訓練は、木造阿弥陀如来坐像(市指定有形文化財)のある客殿から出火したとの想定で行われ、近くの谷川保育園年長園児たち26人が見学する中、檀家らが火を発見、通報し、初期消火などの手順を確認した。通報で駆け付けた消防署員と消防団員が、ホースで一斉放水した。
 訓練後には防火査察もあり、客殿から100㍍ほど離れた防火コンクリート造りの収蔵庫内を、消防本部予防課と中部電力の職員らが、消火器の状態やコンセントにほこりがたまっていないか、電気設備などを確認していった。
 林義将副住職(30)は「寺では、ろうそくやお線香を使う機会も多い。注意を払ってはいるが、有事の際には訓練を生かし、国、地域の宝を守っていきたい」と話し、佐藤司二川出張所長は「きょうの訓練をきっかけに、一層火災予防に取り組んでいただきたい」と呼び掛けた。
 市消防本部は21~24日、文化財を保有する神社仏閣24カ所でも査察を行う。
(飯塚雪)

消火器の日付などを確認する同市消防職員=豊橋市雲谷町の普門寺で
消火器の日付などを確認する同市消防職員=豊橋市雲谷町の普門寺で

カテゴリー:社会・経済

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