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渡辺いっけい 豊川への想い㊥

カテゴリー:特集

昨年12月、恩師・近藤さんの追悼展に訪れていた渡辺さん
昨年12月、恩師・近藤さんの追悼展に訪れていた渡辺さん

役者の原点は国府高文化祭

 渡辺さんは国府高校2年の時の文化祭が、役者人生の原点となった。友人と2人で当時の人気アイドル「キャンディーズ」のものまねをしようと女装し、ステージの袖で待機している時だった。先輩の生徒らが照明の光と、大きな歓声を浴びる光景に魅了された。「あの喧騒(けんそう)を目にして、不思議な感覚を覚えたんです。鳥肌が立ちました。役者という職業が成り立っているんだなと」。
 俳優という夢を抱いた渡辺さんには、子どものころからある悩みがあった。生まれ育った一宮町の豊津地区でも手筒煙火が盛んで、地元の青年団の男たちは祭りに参加する伝統があった。「手筒花火が昔から見るのも怖くてですね。あれをいずれやらなければならないと考えると怖くて…。何とか青年団に入らない方法はないかと。それには地元を離れるしかないと思いました。自分の中ではかなり大きな理由です(笑い)」。卒業を機に豊川を離れ、演劇の基礎を学ぶため大阪芸術大学に進んだ。
 絵画に興味のあった渡辺さんは高校時代、美術部に在籍していた。師事したのが、一昨年6月に亡くなった地元の画家・近藤文雄さんだった。社会問題も取り上げる独特な世界観に魅了され、後の役者人生に影響を与えた。俳優という志を抱いた渡辺さんを、心の底から応援してくれた。
 昨年12月、渡辺さんは桜ヶ丘ミュージアムで開かれていた近藤さんの追悼展に訪れていた。生前、恩師と再会していた渡辺さんは「結婚式では仲人も務めていただき、本当にお世話になりました。高校の同級生とも、会える時に会えてよかったねと話していました」。広報大使として帰ってきた教え子を、恩師も喜んでいるに違いない。
(由本裕貴)

役者の原点は国府高文化祭

 渡辺さんは国府高校2年の時の文化祭が、役者人生の原点となった。友人と2人で当時の人気アイドル「キャンディーズ」のものまねをしようと女装し、ステージの袖で待機している時だった。先輩の生徒らが照明の光と、大きな歓声を浴びる光景に魅了された。「あの喧騒(けんそう)を目にして、不思議な感覚を覚えたんです。鳥肌が立ちました。役者という職業が成り立っているんだなと」。
 俳優という夢を抱いた渡辺さんには、子どものころからある悩みがあった。生まれ育った一宮町の豊津地区でも手筒煙火が盛んで、地元の青年団の男たちは祭りに参加する伝統があった。「手筒花火が昔から見るのも怖くてですね。あれをいずれやらなければならないと考えると怖くて…。何とか青年団に入らない方法はないかと。それには地元を離れるしかないと思いました。自分の中ではかなり大きな理由です(笑い)」。卒業を機に豊川を離れ、演劇の基礎を学ぶため大阪芸術大学に進んだ。
 絵画に興味のあった渡辺さんは高校時代、美術部に在籍していた。師事したのが、一昨年6月に亡くなった地元の画家・近藤文雄さんだった。社会問題も取り上げる独特な世界観に魅了され、後の役者人生に影響を与えた。俳優という志を抱いた渡辺さんを、心の底から応援してくれた。
 昨年12月、渡辺さんは桜ヶ丘ミュージアムで開かれていた近藤さんの追悼展に訪れていた。生前、恩師と再会していた渡辺さんは「結婚式では仲人も務めていただき、本当にお世話になりました。高校の同級生とも、会える時に会えてよかったねと話していました」。広報大使として帰ってきた教え子を、恩師も喜んでいるに違いない。
(由本裕貴)

昨年12月、恩師・近藤さんの追悼展に訪れていた渡辺さん
昨年12月、恩師・近藤さんの追悼展に訪れていた渡辺さん

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