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「図書館基本構想案」豊橋市教委が示す

 豊橋市教育委員会は5日、今後の図書館のあるべき姿、果たすべき役割など同市の図書館像を打ち出した図書館基本構想案を市議会福祉教育委員会で示した。13日からは市民らから意見を募るパブリックコメントを実施する。
 市内には、築35年を経過した基幹図書館の中央図書館をはじめ、分館として1967(昭和42)年開館の向山図書館、2015年に開館した大清水図書館、図書の予約や取り寄せ、返却などができるネットワーク館(分室)8カ所などがあり、2021年度には豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発事業で誕生する再開発ビルの一つ、東棟に「まちなか図書館(仮称)」が開館する。
 こうした中、同基本構想は、06年に策定した市図書館整備構想に代わる新たな構想になる。
 構想案では、基本理念に「未来をはぐくむ知と交流の創造拠点の実現」を掲げ、基本目標と基本施策、施策ごとの具体的な計30項目の取り組みを示した。
 向山図書館は、所在する市民文化会館が築50年を経過し、老朽化。このため、閲覧や貸し出しなど今後の図書館機能について検討していく。
 郷土資料の収集、保存、活用の推進として、中央図書館の羽田八幡宮文庫旧蔵資料(約9000冊)に関し、将来的な国文化財指定を視野に取り組みを進める。
 多様なニーズに応じた環境づくりに向けては、まちなか図書館を中心に滞在型図書館の機能の充実などを行う。外部との連携も進め、行政や小・中学校、高校、特別支援学校、大学、地元書店などとの連携を推進していく。
 図書館全体の年間来館者数は、大清水図書館の開館で15年度以降、それまでの60万人前後から約90万人で推移。本を借りた人の利用者数は、年間40万人前後となっている。
 構想案では、2025年度の目標値として、50~70万人の来館を見込むまちなか図書館の開館を踏まえ、年間来館者数は倍増の180万人を掲げている。
 パブリックコメントは3月14日まで。その後、教育委員会定例会に諮り、公表する。
(中村晋也)

 豊橋市教育委員会は5日、今後の図書館のあるべき姿、果たすべき役割など同市の図書館像を打ち出した図書館基本構想案を市議会福祉教育委員会で示した。13日からは市民らから意見を募るパブリックコメントを実施する。
 市内には、築35年を経過した基幹図書館の中央図書館をはじめ、分館として1967(昭和42)年開館の向山図書館、2015年に開館した大清水図書館、図書の予約や取り寄せ、返却などができるネットワーク館(分室)8カ所などがあり、2021年度には豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発事業で誕生する再開発ビルの一つ、東棟に「まちなか図書館(仮称)」が開館する。
 こうした中、同基本構想は、06年に策定した市図書館整備構想に代わる新たな構想になる。
 構想案では、基本理念に「未来をはぐくむ知と交流の創造拠点の実現」を掲げ、基本目標と基本施策、施策ごとの具体的な計30項目の取り組みを示した。
 向山図書館は、所在する市民文化会館が築50年を経過し、老朽化。このため、閲覧や貸し出しなど今後の図書館機能について検討していく。
 郷土資料の収集、保存、活用の推進として、中央図書館の羽田八幡宮文庫旧蔵資料(約9000冊)に関し、将来的な国文化財指定を視野に取り組みを進める。
 多様なニーズに応じた環境づくりに向けては、まちなか図書館を中心に滞在型図書館の機能の充実などを行う。外部との連携も進め、行政や小・中学校、高校、特別支援学校、大学、地元書店などとの連携を推進していく。
 図書館全体の年間来館者数は、大清水図書館の開館で15年度以降、それまでの60万人前後から約90万人で推移。本を借りた人の利用者数は、年間40万人前後となっている。
 構想案では、2025年度の目標値として、50~70万人の来館を見込むまちなか図書館の開館を踏まえ、年間来館者数は倍増の180万人を掲げている。
 パブリックコメントは3月14日まで。その後、教育委員会定例会に諮り、公表する。
(中村晋也)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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