豊根村伊藤村長が任期満了で退任

　豊根村村長の伊藤実氏（68）は６日、２期目の任期満了を迎えて退任した。村長選挙は村議会議員選挙と同じ日程の３月19日告示、24日投開票に行われる。このため７日から選挙翌日までは伊藤浩亘副村長が職務代理者を務める。村長が１カ月以上不在となるのは１９７０年12月以来という。
　４年前の村長選は県知事選、村議選は統一地方選市町村議選とそれぞれ同じ投票日で行われた。
　村では有権者の負担軽減を考え、公職選挙法で任期満了日（村議は４月30日）の差が90日以内であれば同日選ができる条項を適用することにした。
　この日、２期目最後の登庁日となった伊藤氏は記者団の問いに「若い世代の定住促進と観光振興で経済活性化、地域懇談会の開催で村民意見を反映させることができた」と８年間を振り返った。
　村長選への出馬を表明しており、「教育と人づくり、行財政改革を進めていきたい」と語った。
　午後４時から行われた課長会議では伊藤氏は「副村長を補佐して２０１９年度予算案などを審議する３月議会を乗り切ってほしい」などと訓示した。
（安藤聡）