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蒲郡市図書館で近藤さんアフリカ活動報告展

活動した組合メンバー写真㊧と近藤さん=蒲郡市立図書館で
活動した組合メンバー写真㊧と近藤さん=蒲郡市立図書館で

 JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊としてアフリカ大陸南東部・モザンビークで活動した近藤加奈子さん(29)=蒲郡市=の活動報告展「アフリカでみたこと~蒲郡発、国際協力の現場から~」が9日、同市立図書館で始まる。2016年3月から2年間同国で住宅へ供給する井戸の維持管理をする仕組みづくりに尽力。現地の文化を写真で伝える。近藤さんは「自分が正しいと思っていたことが現地では違う。現地の人たちに合わせた仕組みづくりが必要」と話す。17日まで。
 近藤さんは同国北部の農村地帯ニアサ州で日本の援助で整備された井戸を維持管理するため、データ管理指導や住民への教育活動を行った。具体的には必要なだけ水を使うことや組合運営のために維持管理費を徴収すること、井戸近くの衛生管理、帳簿管理の必要性を訴えた。
 「井戸という設備の存在に感謝をしていてもそれを運営管理していく意義を知らなかった。当事者意識を持ってもらうことが大変だった」と苦労を語った。
 現地になく日本であった予定表を紹介。「日程管理や役割分担などを示すためにも有効でした」と振り返った。
 展示では子どもたちが頭にバケツを乗せて水を運んだり、雨季の未舗装道路でトラックが立ち往生してみんなで動かしているシーン、トラックの荷台に大勢が乗り込んでいる姿、土で食器をつくる女性など現地での暮らしぶりを15枚の写真で紹介。ほかにも現地の布で作られた服やカバンを展示する。
 「日本での良い仕組みを現地で紹介して根付かせることができるのかを考えるきっかけとなりました」と近藤さん。4月から大学院に進学し、モザンビークの地域研究をするという。
(安藤聡)

 JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊としてアフリカ大陸南東部・モザンビークで活動した近藤加奈子さん(29)=蒲郡市=の活動報告展「アフリカでみたこと~蒲郡発、国際協力の現場から~」が9日、同市立図書館で始まる。2016年3月から2年間同国で住宅へ供給する井戸の維持管理をする仕組みづくりに尽力。現地の文化を写真で伝える。近藤さんは「自分が正しいと思っていたことが現地では違う。現地の人たちに合わせた仕組みづくりが必要」と話す。17日まで。
 近藤さんは同国北部の農村地帯ニアサ州で日本の援助で整備された井戸を維持管理するため、データ管理指導や住民への教育活動を行った。具体的には必要なだけ水を使うことや組合運営のために維持管理費を徴収すること、井戸近くの衛生管理、帳簿管理の必要性を訴えた。
 「井戸という設備の存在に感謝をしていてもそれを運営管理していく意義を知らなかった。当事者意識を持ってもらうことが大変だった」と苦労を語った。
 現地になく日本であった予定表を紹介。「日程管理や役割分担などを示すためにも有効でした」と振り返った。
 展示では子どもたちが頭にバケツを乗せて水を運んだり、雨季の未舗装道路でトラックが立ち往生してみんなで動かしているシーン、トラックの荷台に大勢が乗り込んでいる姿、土で食器をつくる女性など現地での暮らしぶりを15枚の写真で紹介。ほかにも現地の布で作られた服やカバンを展示する。
 「日本での良い仕組みを現地で紹介して根付かせることができるのかを考えるきっかけとなりました」と近藤さん。4月から大学院に進学し、モザンビークの地域研究をするという。
(安藤聡)

活動した組合メンバー写真㊧と近藤さん=蒲郡市立図書館で
活動した組合メンバー写真㊧と近藤さん=蒲郡市立図書館で

カテゴリー:社会・経済

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