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新城で三河の山里起業実践者報告会

開発した製品について語り合う来場者ら=新城文化会館で
開発した製品について語り合う来場者ら=新城文化会館で

 三河の中山間部で起業している人たちによる活動発表会「三河の山里起業実践者報告会」(県主催)が8日、新城市の新城文化会館で開かれた。5市町で活動する9人が、地元にある天然資源を活用した商品開発で情報発信や、農産物などの生産で交流活動を発表した。
 県が三河山間部での移住と定住を支援する目的で2016(平成28)年に「三河の山里サポートデスク」を設置して起業者支援を行っている。昨年度まで18人が支援を受けたほか、今年度は昨年6月から9人が活動に取り組んでいる。
 設楽町田峯に住み、昨年4月に「山の搾油所」をオープンして茶の種子から搾った油でスキンケアオイルの製造販売をしている杉浦篤さんは「自分が化学物質過敏症で苦しんだ経験もあることから品質への妥協はできない。肌荒れに悩む人たちを助けるための製品開発をしていきたい」とし、「今後は茶だけでなく山間地域にあるすばらしい未活用資源から商品開発したい」と語った。
 岡崎市額田地区でパン屋の再開を目指している倉橋知栄さんは「パン作りを通じて額田の魅力を発信したいと思い、焼きたてパンのある集いの場をつくりたかった。地域の内外から関わってくれる人を増やしたい」と展望を語った。
 他にも東三河からは新城市内で無農薬野菜をつくる市村美奈子さん、設楽町で耕作放棄地を再利用してシイタケ栽培をする小川晃徳さん、同町で山林資源を活用した商品開発をする福田雅美さん、東栄町のセラピスト・本郷なつ美さん、同町でシェアハウスづくりに取り組む水谷岳史さんが発表した。
(安藤聡)

 三河の中山間部で起業している人たちによる活動発表会「三河の山里起業実践者報告会」(県主催)が8日、新城市の新城文化会館で開かれた。5市町で活動する9人が、地元にある天然資源を活用した商品開発で情報発信や、農産物などの生産で交流活動を発表した。
 県が三河山間部での移住と定住を支援する目的で2016(平成28)年に「三河の山里サポートデスク」を設置して起業者支援を行っている。昨年度まで18人が支援を受けたほか、今年度は昨年6月から9人が活動に取り組んでいる。
 設楽町田峯に住み、昨年4月に「山の搾油所」をオープンして茶の種子から搾った油でスキンケアオイルの製造販売をしている杉浦篤さんは「自分が化学物質過敏症で苦しんだ経験もあることから品質への妥協はできない。肌荒れに悩む人たちを助けるための製品開発をしていきたい」とし、「今後は茶だけでなく山間地域にあるすばらしい未活用資源から商品開発したい」と語った。
 岡崎市額田地区でパン屋の再開を目指している倉橋知栄さんは「パン作りを通じて額田の魅力を発信したいと思い、焼きたてパンのある集いの場をつくりたかった。地域の内外から関わってくれる人を増やしたい」と展望を語った。
 他にも東三河からは新城市内で無農薬野菜をつくる市村美奈子さん、設楽町で耕作放棄地を再利用してシイタケ栽培をする小川晃徳さん、同町で山林資源を活用した商品開発をする福田雅美さん、東栄町のセラピスト・本郷なつ美さん、同町でシェアハウスづくりに取り組む水谷岳史さんが発表した。
(安藤聡)

開発した製品について語り合う来場者ら=新城文化会館で
開発した製品について語り合う来場者ら=新城文化会館で

カテゴリー:社会・経済

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