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豊橋の藤ノ花女子高で針供養

豆腐に刺した針の前で針供養をする生徒たち=藤ノ花女子高校で
豆腐に刺した針の前で針供養をする生徒たち=藤ノ花女子高校で

 折れた針や古くなった針を祭壇の豆腐に刺してまつり、供養する「針供養」が15日、豊橋市の私立藤ノ花女子高校で行われた。
 祭壇には、米と黒豆の「豆ごはん」、人参、ごぼう、干ししいたけ、こんにゃく、鶏肉などの「むつひつ汁」、わけぎ、アサリ、しょうがの「ぬた」と「たくあん」を供え、全校生徒895人が参加。生徒会長の食物科2年内田ともみさんが「あなた方のみたまに、私たちは今までの反省とともに、深く感謝を捧げます」と針供養の詞を唱え、生徒たちは針のみたまが安らかに眠ることを祈った。
 同校は、1902(明治35)年に豊橋裁縫女学校として創立。家庭科を中心とした良妻賢母の育成を目指す女学校の伝統を受け継ぎ、日本の伝統文化を守り、人としての心を大切にし続けているという。
 生徒たちは、二宮尊徳の教え「供養塚の歌」(榊原一磨作)を斉唱。山崎宏人校長は「物を大切にし感謝の心を養うという意味で、この針供養の精神は、これからの世代の人たちに伝えていきたい伝統行事だと思います」とあいさつした。
 続いて、ひな祭りを行った後、針は正面玄関前の針霊塔に納められた。
(小島幸子)

 折れた針や古くなった針を祭壇の豆腐に刺してまつり、供養する「針供養」が15日、豊橋市の私立藤ノ花女子高校で行われた。
 祭壇には、米と黒豆の「豆ごはん」、人参、ごぼう、干ししいたけ、こんにゃく、鶏肉などの「むつひつ汁」、わけぎ、アサリ、しょうがの「ぬた」と「たくあん」を供え、全校生徒895人が参加。生徒会長の食物科2年内田ともみさんが「あなた方のみたまに、私たちは今までの反省とともに、深く感謝を捧げます」と針供養の詞を唱え、生徒たちは針のみたまが安らかに眠ることを祈った。
 同校は、1902(明治35)年に豊橋裁縫女学校として創立。家庭科を中心とした良妻賢母の育成を目指す女学校の伝統を受け継ぎ、日本の伝統文化を守り、人としての心を大切にし続けているという。
 生徒たちは、二宮尊徳の教え「供養塚の歌」(榊原一磨作)を斉唱。山崎宏人校長は「物を大切にし感謝の心を養うという意味で、この針供養の精神は、これからの世代の人たちに伝えていきたい伝統行事だと思います」とあいさつした。
 続いて、ひな祭りを行った後、針は正面玄関前の針霊塔に納められた。
(小島幸子)

豆腐に刺した針の前で針供養をする生徒たち=藤ノ花女子高校で
豆腐に刺した針の前で針供養をする生徒たち=藤ノ花女子高校で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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